観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#231(ミレニア・ウォークの「富寿し」でランチ)

今日は土曜日。朝からよく晴れたシンガポールです。そろそろ雨季も終わりでしょうか。気温も上がったようで、かなり暑く感じました。

ランチは久しぶりに寿司を食べようと、ミレニア・ウォークにある「富寿し」に出かけました。ウォーキングを兼ねて自宅からは、もちろん"歩き"です。

ミレニア・ウォークには日本料理店が並ぶ一角があります。「富寿し」の店構えは、こんな感じです。

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この店の本店は、新潟県上越市ですね。シンガポールにも何店舗か出店しています。昼時を過ぎていましたが、店内はかなりの賑わいでした。頼んだのは、寿司のランチセット。

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シャリは小ぶりで、ネタは新鮮。日本で食べるのと変わらない美味しさでした。新潟県コシヒカリを使っているとかで、特にシャリが良かったですね。ランチセットのお代は@30s$でした。この味なら、また行きたくなります。

帰りに隣のマリーナ・スクェアを通りかかると"SEA of WONDER"というイベントをやっていました。

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風船で、海や海中生物を作ったイベントです。なかなか上手に作られていて、子供たちに大人気でした。

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帰りも自宅までウォーキングしたら、かなり消耗しました。でも街なかの様子が見られて楽しかったです。

明日は日曜日。どこに街歩きに出かけようか、思案中です。


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シンガポールまち歩き#230(ビジネス街のホーカーズ"ラオパサ・フェスティバル・マーケット"19時過ぎ)

ラッフルズ・プレイスのビジネス街、そのど真ん中に位置するのが"ラオパサ・フェスティバル・マーケット"です。ここはシンガポールで、もっとも有名なホーカーズ(ローカルフードの屋台村)ですね。八角形のヴィクトリアン様式の建物は、平屋ながらも周囲の高層ビル群に埋もれることなく、ひときわ目立っています。

勤務先が斜向かいのビルに入居しているので、ランチはたいてい"ラオパサ"で摂っています。近頃では、ストール(屋台)の前に立つだけで注文が通るほどになりました。それほどお世話になっていながら、このブログで紹介するのは初めて。灯台下暗しですね。

写真は、黄昏れ時(19時過ぎ)に撮った"ラオパサ"。なかなかお洒落な外観です。

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もともとこの場所は、1838年に建設された"テロック・エア魚市場"でした。それが1970年代初めにストール(屋台)を集めたホーカーズとなり、更に2014年にリニューアルして今に至っています。

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現在、ストール(屋台)は50店舗以上、席数は2,500席もあります。昼時は、近隣のビジネスパーソンに加えて観光客などで大賑わいとなります。

写真は、夕方の内部の様子です。さすがに昼時ほどは混まないですね。

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夕方以降は、南側のブーン・タット・ストリートにサテー(マレー風焼き鳥)の屋台が並んで賑わいます。下の写真がやや煙っているのは、屋台でサテーを焼いているからですね。

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シンガポールは近代化の過程で、屋外営業の屋台を規制してきました。このため、近隣のASEAN諸国で見られるような屋台が少なくなっています。ここは、当地では数少ない"東南アジア"を感じられる貴重な場所となっています。


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シンガポール街歩き#229(シンガポール・シティ・ギャラリー)

シンガポール・シティ・ギャラリー」を見学して来ました。当地に赴任してから、もう何度もこの施設を訪れています。

ここでは、シンガポールの都市構造(都市開発)の変遷が数多くの資料で展示されています。その特徴は、写真や動画などを多用した分かりやすい展示にあります。このため、当地を訪問された客人に手っ取り早くシンガポールを理解してもらうのに打ってつけの施設と言えます。

なかでも展示の目玉となるのが、巨大ジオラマ(立体模型)です。

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シンガポール中心部の街並みが、400分の1のスケールで忠実に再現されています。ビルの形や色なども、本物そっくり。普段、地上レベルの視点で生活する我々ですが、この模型を見ると鳥になったように立体的に俯瞰することが出来ます。

次の写真は、二階レベルから同じジオラマを見たものです。これを見ると、シンガポールの都市計画は、これからもまだまだ開発(高層ビル建築)を続けていく予定であることが分かりますね。

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ここは、庭園都市国家・シンガポールの成り立ちや都市計画などを知るうえで、大変に参考となる施設です。大人の社会科見学としてもお勧めします。

場所は、中華街にあるマックスウェル・フードセンターの隣、URAセンターのなかにあります。

なお、入館時に国籍と人数を記すだけで、料金は無料です。


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シンガポール街歩き#228(平日のカベナ橋辺り、夕方18時)

昨日の夕刻、仕事を終えての帰り道。遠回りして、久しぶりにカベナ橋を渡ってみました。

写真は、シンガポール河畔から撮ったもの。シンガポール川に架かるカベナ橋は、フラトンホテルや行き交う遊覧船等と相まって、とても絵になる景観です。

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この優美な吊り橋は、1868年に建造されました。シンガポール川に架かる橋のなかでは最古のものとか。名前は、英領海峡植民地の最後の知事カベナ卿にちなんで名付けられました。

平日夕方のカベナ橋は、散歩する家族や観光客などで賑やかでした。そう、ここは歩行者専用橋ですね。歩いていると結構揺れて、写真を撮るのも一苦労です。

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ランニング姿の女性たちが、話しながら渡って行きました。仕事が終わって、これから走るのでしょうか。

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橋の向こうには、アジア文明博物館があります。ここは、展示内容が充実しているので好きな博物館の一つです。建物の意匠や色も良いですね。

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その前にある芝生では、すっかり寝込んでいる人がいました。

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平日の夕刻、カベナ橋辺りには、思い思いの時間を過ごす人たちがいました。そして、静かで、ゆっくりとした時間が流れていました。

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シンガポール街歩き#227(ペタインロードの装飾が美しいショップハウス)

ペタインロード(Petain Road)を歩いていたら、とても綺麗な外観を持つショップハウスに出会いました。プラナカンタイルや柱のレリーフ、窓枠など、ひとつひとつの装飾がとても素晴らしく、建物の美しさに感嘆しました。

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かなり大きな建物で、使われているプラナカンタイルも相当な数ですね。

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この建物に使われている赤い花柄のプラナカンタイルは、日本の不二見焼製(1925〜35年)とか。もともとプラナカンタイルのルーツは、英国で量産された「マジョリカタイル」です。第一次世界大戦後、欧州でのタイル生産が縮小して日本が生産基地となりました。当時の代表的な生産者は、淡陶社(兵庫・淡路島)や不二見焼合資会社(名古屋)など。安価で高品質な日本製タイルは需要が多く、東南アジアなどに沢山輸出されたそう。シンガポールでも、ショップハウスなどに日本製のプラナカンタイルが多く使われています。

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上の写真で、入り口の両脇下の壁に貼られた白い花柄のタイルは、ベルギーのGillot & Cie社製(1869〜1920年)のものとか。

また、柱のレリーフも精巧に造られていて、見応えがありました。

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窓枠も凝った意匠で、素晴らしいです。

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シンガポールでは、Emerald Hill やJoo Chiat Road 、Balestier Road などに美しいプラナカンタイルを使ったショップハウスが残っていますが、今回紹介した建物も必見ですね。お勧めです。

場所は、リトルインディア地区にあります。

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なお、今回の「プラナカンタイル」の説明には、フリーペーパー「AsiaX」2015年10月19日号の「熱帯綺羅」を参照させて頂きました。


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シンガポール街歩き#226(昨夜の満月など雑感)

昨夜は、WBCの日本vsオランダ戦の野球中継を見ていました(シンガポールでも日本のTVが見られる有料サービスがあります)。大接戦で目が離せなくなり、最後まで見てしまいました。日本が勝って良かったです。海外にいると、日本人選手やチームの活躍が本当に嬉しくなりますね。

外を見ると、東の空に真ん丸の大きな月が出ていました。雨季が終わっていない当地は、このところ天気がいま一つ。でも昨日は良い天気で、しかも満月でした。久しぶりに月見が出来て、これまた良かったです。

今週の仕事も始まったので、元気に頑張りたいと思います。

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シンガポール街歩き#225(散歩がてら瑞春と麗英へ)

午後から天気が良くなって、暑い一日となりました。

今日のランチは"瑞春(Swee Choon Tim Sum Restaurant)"に出かけました。ここは真夜中営業で知られた点心レストランですが、最近、ランチ営業も始めたと聞き訪れました。場所は、ムスタファセンター(MRTファーラーパーク駅)のすぐ近くにあります。

店に着くと、かなりの行列でした。携帯番号を登録して待つこと暫し。その間に、写真入りのメニューを見ながらオーダー表に書き込んでおきます。

まず注文したのが定番の「上海小籠包」。

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次に「四川風チリワンタン」。

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それに「ミーシャクエ(かた焼き素麺)」。

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これははずせない「卵黄バン」。中にはカスタードのような卵黄が入っています。

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他にもいくつか注文しましたが、どれも美味しかったです。最後は、スイーツの「マンゴーポメロサゴ」で締めました。

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安くて美味しいので、満足度が高い店ですね。難点は、ビールなどアルコール類を置いていないことでしょうか。

帰りには、老舗ローカルスイーツ店の麗英(LECafe)に立ち寄って、ビーンカルドタルトを買いました。

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ここはパイナップルタルトが有名ですね。一方、ビーンカルドタルトは中身が豆乳ベースで、それほど甘くもなくお勧めのスイーツです。

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行き帰りとも運動を兼ねて、ウォーキングしました。この週末も街歩きが出来て楽しかったです。 


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