広島での夜は、旅の仲間と居酒屋で一杯やりました。そこそこ呑んだあと、少し物足りなかったので、向かった先は「お好み村」。市内中心部の新天地にあります。
ここは戦後まもなくの屋台群がルーツ。お好み焼きの専門店街ですね。
現在の建物になったのは1992年で、一つのビルの2階から4階までに、およそ25店舗ほどが営業しています。
「お好み村」に着いたのは夜もかなり更けた頃でした。このため、残念なことに大半の店が営業を終えて閉まっていました。
やむなく近隣で、まだ開いている店を探して、ようやく「お好み焼き」にありつけました。
注文したのは、一番オーソドックスな、中華そば入りの「お好み焼き」です。
併せて、地物の「小いわし刺身」などを頼みました。
広島焼の特徴は、まず具材として「中華麺」を加えることが多いこと、それに「もやし」を入れることにあるようです。焼き方は、生地と具材とを混ぜ合わせずに「重ね焼き」とするのが特徴ですね。
先の居酒屋で結構、食べたり飲んだりしていましたが、ここの「お好み焼き」も一枚をペロリと食べきりました。本場の味は、さすがに美味しかったです。
帰京時のお土産は、これまた定番の「もみじ饅頭」としました。
買ったのは、近年売り出し中の「生もみじ」(にしき堂)です。ひと箱のなかに、こし餡、粒餡、抹茶餡の三種類が入っています。
売り場では、一つ丸ごとを味見させてもらいました。もっちりとした独特の食感で、甘すぎず、これもなかなかの味でした。
広島は、見どころも多く、食べ物や土産物にも特徴があっていいですね。
それに広島東洋カープが強いので、阪神タイガースを応援する私には、まったく羨ましい限りです。
地元の人によれば、サッカーのサンフレッチェ広島の成績がいまひとつなのが不満だと言っていましたが、それは余りに贅沢というものでしょう。
広島には、機会をとらえて、また訪れたいと思います。