観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

カンボジア

アンコール遺跡見て歩き#20(シェムリアップ空港)

アンコール遺跡の玄関口であるシェムリアップ空港は、以前から見学したい(利用したい)空港の一つでした。 この空港を運営しているのはフランスのヴァンシー・エアポート社。世界で36空港を運営しています。日本でもオリックスと組んで関西国際空港の運営…

アンコール遺跡見て歩き#19(シェムリアップの街角風景)

楽しかったアンコール遺跡見て歩きも、そろそろお仕舞いです。 アセアン諸国のなかでも、政変等の影響で経済発展がやや遅れ気味のカンボジア。でも、訪れた感じでは、街なかは綺麗だし、食べ物も美味しいし、人は優しいしで、とても良い印象を受けました。 …

アンコール遺跡見て歩き#18(巨樹と神秘性のタ・プローム続編)

"タ・プローム"は、キラー・ツリーと言われるスポアン(榕樹)に侵食されて、崩壊の一途を辿っているようでした。中央祠堂の近くには、よく知られた景観があります。 見るからに強烈なインパクトですが、スポアン(榕樹)の根のうえに、さらに別の植物の根…

アンコール遺跡見て歩き#17(巨樹と神秘性のタ・プローム)

アンコール遺跡のなかでも、とりわけ特異な状態に置かれているのが"タ・プローム"です。アンコールの多くの遺跡で修復作業が進められていますが、ここ"タ・プローム"は樹木の除去や建造物の修復がなされないまま現在に至っています。 ここでは、大自然の…

アンコール遺跡見て歩き#16(アンコール・クッキーとマンゴーかき氷)

かつて、あるTV番組でカンボジア特集を見たときに、"カンボジア・クッキー"が紹介されていました。アンコール・ワット型の手作りクッキーで、日本人女性が、カンボジア人による本物のカンボジア土産を作るべく2004年に開発・開業したものとか。実際に自分…

アンコール遺跡見て歩き#15(アンコール最古のロリュオス遺跡群)

記事が飛び飛びとなりましたが、アンコール遺跡訪問記の続きです。 今回取り上げるのはロリュオス遺跡群。シェムリアップの郊外にあって、アンコールでは最古の遺跡です。ここでは3つの遺跡を訪れました。 最初に見学したのは"ロレイ"。893年に創建された…

アンコール遺跡見て歩き#14(カンボジアシルクとアーティザン・アンコール)

シェムリアップでは、カンボジアシルクを見たいと思っていました。東南アジアでシルクと言えばタイシルク、絣と言えばインドネシアのイカットが有名です。でも、カンボジアシルクもそれらに引けを取らないと聞きます。なかでもホール(絣)やパームオン(玉…

アンコール遺跡見て歩き#13(未完成のまま放置された大規模寺院"タ・ケウ")

アンコール・トムの東端から約1kmのところにあるのが"タ・ケウ"。ピラミッド状に石材(緑砂岩)を積み上げた5塔主堂型のヒンドゥー教寺院です。基壇は東西120m、南北100mで、高さは50mもあり、かなりの迫力と威圧感があります。 造営が始まったのは、11…

アンコール遺跡見て歩き#12(水上家屋を巡るトンレサップ湖クルーズ)

カンボジアの真ん中に位置するのがトンレサップ湖。メコン川とも結ばれる東南アジア最大の湖です。「伸縮する湖」といわれ、乾季は2,500㎢(琵琶湖の約4倍)ほどですが、雨季(5月〜11月)にはメコン川の水が逆流して約6倍の面積(1万5,000㎢)まで膨れ上…

アンコール遺跡見て歩き#11(美しい小寺院と「東洋のモナリザ」"バンテアイ・スレイ")

今回は少し間隔があきましたが、アンコール遺跡(カンボジア)の続きです。 シェムリアップの郊外、クルマで1時間弱のところにあるのが"バンテアイ・スレイ"。967年に創建されたヒンドゥー教寺院の遺跡ですね。周囲約400mの美しい小寺院で、ここに「東洋…

アンコール遺跡見て歩き#10(パブ・ストリート)

シェムリアップ市内にあるオールド・マーケット(市場)の周辺を歩いてみました。 道路では、普通の市販バイクに座席車を取り付けたトゥクトゥク(地元ではルーモー)が走り回っていました。このトゥクトゥク、お隣のタイのものとは似て非なるものですね。 …

アンコール遺跡見て歩き#9(オールド・マーケット)

かなり間隔が空きましたが、今回はカンボジアの続きです。 カンボジアでは、アンコール遺跡観光の玄関口シェムリアップの市内に宿泊、遺跡巡りの合間に街歩きへと出かけました。 旅に出ると、なるべく訪れた土地の市場(マーケット)を見学するようにしてい…

アンコール遺跡見て歩き#8(アプサラの踊り)

シェリムアップでは、夕食のあと"アプサラの踊り"を観ました。この踊りは、9世紀頃にクメール王朝の宮廷舞踊として生まれたものとか。 カンボジアで"アプサラ"とは、天女や天使と捉えられています。"アプサラ"は、どうやらアンコール遺跡のレリーフに…

アンコール遺跡見て歩き#7(アンコール・ワットの夕暮れ)

アンコール・ワットは、南北1,300m、東西1,500mの堀に囲まれています。満面に水を湛えた堀の内側には、周壁が巡らされて西に三つ、東に一つの門があります。メインとなる西参道の真ん中が西塔門、その両側が象の門です。 夕暮れどきの周壁と三つの門を撮った…

アンコール遺跡見て歩き#6(アンコール・ワットの中心部)

少し間隔が空きましたが、アンコール・ワットの続きです。 アンコール・ワットは、その美しい遠景が注目されがちですが、5基の尖塔をもつ建造物群の内部も見応えがありました。写真は、第二回廊の内側から、第三回廊と中央塔(アンコール・ワットの中心部)…

アンコール遺跡見て歩き#5(アンコール・ワット伽藍遠景)

アンコール・ワットは、アンコール遺跡群を代表するヒンドゥー教寺院建築です。アンコールとはサンスクリット語で王都を、またワットはクメール語で寺院を意味するそう。 12世紀初頭、クメール王朝のスールヤヴァルマン2世によって建立されました。建設に費…

アンコール遺跡見て歩き#4(象のテラス)

3日ぶりのブログ更新です。先週末からホーチミン(ベトナム)に出かけていました。ホーチミンは、訪れるたびにクルマの数が増えているように感じます。相変わらずバイクが、まちなかを縦横無尽に走り回ってはいましたが・・・。ホーチミンのまち歩きについて…

アンコール遺跡見て歩き#3(バイヨン寺院)

アンコール・トムの中央にあるのがバイヨン寺院です。12世紀末、大乗仏教に深く帰依していたジャヤヴァルマン7世によって建てられたもの。観世音菩薩の四面塔が多く建つ寺として知られています。 アンコール・トムの中心にあるバイヨンは、メール山(須弥山…

アンコール遺跡見て歩き#2(アンコール・トム南大門)

最初に訪れたのがアンコール・トム(大きな町)。一辺が約3kmある正方形の城壁に囲まれた王都です。時のクメール王朝が、12世紀末に造営したものとか。城壁のなかには、バイヨン寺院(仏教)や王宮などが造られました。 アンコール・トムには、5つの城門が…

アンコール遺跡見て歩き#1(初めてのカンボジア)

昨年末、クリスマス休暇を利用してアンコール遺跡を歩いてきました。カンボジアには初めての訪問となります。 この時期のカンボジアは乾季で、天気にも恵まれました。気温もさほど高くはなく、快適な旅でした。 シンガポールからは、シェムリアップ(カンボ…