観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

北海道

祝・甲子園初勝利【帯広農業高校】

現在「2020年甲子園高校野球交流試合」が開催されています。 これは、新型コロナ禍でセンバツ高校野球が中止となったことから、すでに選出されていた全国32校が交流試合として1試合づつ対戦するというもの。 個人的(勝手)に応援している帯広農業高校が、…

帯広農業高校がセンバツ出場へ(十勝・帯広)

先週、選抜高校野球2020の出場校(32校)が決まりましたね。 個人的には、帯広農業高校(北海道)の21世紀枠での選出がとても嬉しかったです。 1982年の夏以来、甲子園には38年ぶりの出場とか(春は初出場です)。 日本各地のなかで十勝・帯広の風土が好きで…

十勝で見た風景など(十勝その12)

早いもので、気が付けば8月(葉月)ですね。 いま住んでいる東京は、梅雨明けと同時に猛烈な暑さに見舞われています。 2年ほど前まで赴任していた常夏のシンガポールの方が、むしろ過ごし易いと感じるほどです。 さて、十勝(北海道)の旅の報告も、今回で…

旧国鉄士幌線アーチ橋梁群(十勝その11)

何日か前のブログで、旧国鉄士幌線の「タウシュベツ川橋梁」について、写真と記事をアップしました。 今回は、同廃線跡に残る他のアーチ橋梁について書いてみたいと思います。 昭和62(1987)年に廃線となった旧国鉄士幌線のアーチ橋梁群は、上士幌町が平成1…

帯広「北の屋台」でオーバーツーリズムについて考える(十勝その10)

十勝・帯広では、夜の時間を「北の屋台」で過ごすことが多いです。 「北の屋台」は、帯広の中心部にあって、元々は駐車場だった土地を活用して出来た常設の屋台村です。 このブログでも、過去に何度か紹介してきました。 屋台と言っても、水道・電気・ガス完…

畑に囲まれた一軒家「カフェ イタイラウインズ」(十勝その9)

十勝に行くたびに楽しみにしているのが、カフェ巡りです。 広い畑のなかにポツンと一軒だけあるようなカフェが好きで、今回も事前に下調べしてから出かけました。 訪れたのは、「カフェ イタイラウインズ」。 住所は、帯広市以平町にあります。 場所は少し分…

旧国鉄広尾線「愛国駅」(十勝その8)

私は、決して ”鉄ちゃん” ではないのですが、旅に出ると必ずと言ってよいほど、その地域にある古い駅舎や廃線跡などを訪れています。 古いもの好き、マニアックと言えばそれまでなのですが、旅と人とが交わる(or かつて交わった)場所に実際に身を置いてみ…

北海道ガーデン街道「十勝千年の森」(十勝その7)

いま北海道では、大雪~富良野~十勝を結ぶ全長約250㎞ の道を「北海道ガーデン街道」と名付けて、ブランド化による観光客の誘致を図っています。 名前の由来は、この街道周辺に8つの観光庭園があること。 いずれも、北海道ならではの気候や景観等を活かし…

帯広でジンギスカン(十勝その6)

いま住んでいる東京では、まだ鬱陶しい梅雨空が広がっています。 今年は長梅雨で、外出時には傘が手放せない毎日ですね。 昨日の天気ニュースで、九州、四国、近畿、北陸が梅雨明けしたと報じていました。 関東の梅雨明けも近いでしょうから、これからカラッ…

十勝牧場の白樺並木(十勝その5)

音更町に白樺並木の名所があると聞き、立ち寄ってきました。 白樺は音更町のシンボル・ツリー(町木)ですね。 そして、その名所は、十勝牧場の入り口にありました。 ここは1909年に設立された牧場で、面積は42㎢もの広さがあるとか。 全国に12ヶ所ある家畜…

三股山荘でランチ(十勝その4)

三国峠から眺めた樹海(原生林)のなかに、ポツンとあるのが三股山荘(上士幌町)です。 ぬかびら温泉から国道273号線を三国峠方面へ、白樺の林などを見ながらクルマをしばらく走らせると、一軒のログハウスが現れます。 ここがカフェとして営業している三股…

タウシュベツ川橋梁(十勝その3)

念願のタウシュベツ川橋梁(上士幌町)を見てきました。 東京から出発する前に、ガイドツアーに申し込むべく電話したのですが、当日はすでに予約で満員でした。 残念でしたが、今年は渇水で、糠平湖にほとんど水がなく、展望台からでも十分にその姿を見るこ…

三国峠から望む樹海と松見大橋(十勝その2)

旧国鉄士幌線跡にある「タウシュベツ川橋梁」を見学しようと、レンタカーを駆って帯広から上士幌町方面(国道273号線)を走ってきました。 目的の橋を見る前に訪れたのが、絶景で知られる三国峠です。 ここは大雪山国立公園内にあって、上士幌町(十勝側)と…

カラマツ防風林(帯広農業高校)(十勝その1)

北海道は十勝・帯広を訪ねてきました。 これまで全国のあちこちを歩いてきましたが、一度は訪ねても、さらにもう一回行ってみたいと思うところは、なかなかありません。 でも、十勝には何度でも訪れたいと思うから不思議です。 カラマツ林に囲まれた広々とし…

伊勢・志摩(三重)と十勝(北海道)に行ってきました(備忘録)

6月に入ってから、立て続けに伊勢・志摩(三重)と十勝(北海道)へと出かけました。 ブログでは日光・金谷ホテルの記事を書き始めたところですが、今回は備忘録的に伊勢・志摩と十勝の写真を少しだけ載せておきたいと思います。 まずは、十勝(北海道)か…

小樽を代表する近代建築「日銀旧小樽支店」(小樽その5)

小樽運河からJR小樽駅まで戻る坂道で、いくつかの歴史的建造物(近代建築)と出会いました。 その中心とも言えるのが「日銀旧小樽支店」ですね。 この辺りは、1893(明治26)年頃から主要な銀行の支店が続々と進出し、最盛期には"北のウォール街"と呼ばれ…

雨の小樽運河を訪ねました(小樽その4)

せっかく訪れた小樽は、生憎の空模様で、時折、雨と風が激しくなりました。 歩くのも億劫なほどでしたが、小樽運河だけはぜひ見ておきたいと、傘が飛ばされそうになりながらも何とか辿り着きました。 小樽港は、北海道開拓の玄関口として発展してきた港です…

三角市場で地域振興を考える(小樽その3)

JR小樽駅のすぐ近くにあるのが、三角市場ですね。 名前が面白いのと、海産物を扱う店舗が多いと聞いて訪ねてみました。 訪れるのは今回が初めてです。 この市場は、終戦直後の昭和23(1948)年頃に、小樽駅前で露天商が店を出し始めたのが、その始まりとか。…

昭和初期の現役駅舎・小樽駅(小樽その2)

漸く週末となりましたね。 5月、6月は決算や総会シーズンで、何かと慌ただしい日々を送っています。 まあ、歳なので、あまり無理せず、ペース配分に気をつけながら本業の仕事にも頑張りたいと思っています。 さて、今回も小樽(北海道)行きの続きです。 …

旧手宮線跡を歩く(小樽その1)

札幌行きに合わせて、小樽まで足を延ばしてきました。 JR新千歳空港駅からエアポート快速に乗って、終点の小樽駅までは、およそ1時間10分ほどの行程。料金は1,780円でした。 当日は生憎の空模様で、風も強く、よほど途中の札幌駅で下車しようかと悩みました…

初夏の札幌#4("清華亭" 偶然出会った美しい和洋折衷の建物)

札幌の街なかを北海道大学のキャンパスへと向かって歩いていると、木造の古い家屋に出会いました。 周辺環境とマッチして、なかなかの風情です。 設置してあった案内板を読んでみると、この建物は開拓使の貴賓接待所として建てられたものらしい。 "清華亭”と…

初夏の札幌#3(北大キャンパス散策)

札幌に来ると、必ずと言っていいほど訪れるのが北海道大学のキャンパスです。 札幌駅寄りの校門から入ると、すぐに写真のような景観が現れます。 私は、この自然豊かなキャンパスが好きで、訪れるたびに心身が癒されるように感じます。自分の母校でもないの…

初夏の札幌#2 (北海道大学植物園)

札幌には、何度も訪れています。見るべき名所等は、これまでの訪問で、ほとんど行き尽くしたはず。 と思っていましたが、市街図を眺めていると"北海道大学植物園"には、まだ訪れたことがないことに気付きました。 同植物園は、北海道庁のすぐ裏手にありま…

初夏の札幌 #1(ライラックの花など)

久しぶりの投稿です。 令和の新しい時代を迎えてから、初めての記事となります。 今週は、所用があって初夏の札幌を訪れました。札幌を訪れるのは、ほぼ1年半ぶり。でも、初夏の訪問は記憶にないので、初めてかもしれません。 訪れた日は、生憎の荒れた天気…

ハスカップ・ジュエリー(北海道銘菓)

このところ珍しく仕事が混んでいて、ブログの更新も滞りがちでした。 台湾や鹿児島など、まだ記事にしていない訪問地が幾つもあるので、頑張って書いていきたいと思っています。 今回の記事は、北海道の銘菓"ハスカップ・ジュエリー"(千歳市・もりもと)…

十勝の土産はシナ(菩提樹)の純粋ハチミツ(北海道・十勝その9)

今回、北海道・十勝を訪れるにあたって、ぜひとも買いたい土産がありました。土産といっても自分用なのですが・・・。 それは国産純粋ハチミツです。 いま国内で流通しているハチミツの約94%は輸入されたものとか。国産の、しかも純粋ハチミツは、なかなか…

柏林に点在する美術館・中札内美術村(北海道・十勝その8)

北海道・十勝地方に出かけると、必ずといってよいほど訪れるのが中札内美術村です。 運営するのは六花亭。画家・坂本直行(坂本龍馬につながる家系とか)による草花の絵をモチーフにした包装紙で知られる、菓子業者ですね。 広い(145千㎡)柏の林のなかに美…

北海道ホテルとモール温泉など(北海道・十勝その7)

十勝・帯広に来るたびに宿泊しているのが「北海道ホテル」です。 自然に囲まれて、庭にはリスや小鳥が遊びに来る、そんな恵まれた環境に建っています。 もともとは、1899年に創業された「北海館」が前身で、1995年に「北海道ホテル」としてオープンしたそう…

地元の人たちに招かれたジンギスカン・パーティ(北海道・十勝その7)

前回の続きです。 帯広の中心街「北の屋台」の料理店で、たまたま地元のシニア男性4人組と同席しました。いろいろ話をしているうちに、翌日昼にジンギスカン・パーティをやるので一緒にどうぞ、とお招きを受けることになりました。 どうやら、十勝の観光や…

夜の賑わいの仕掛け・帯広「北の屋台」の魅力(北海道・十勝その6)

十勝・帯広を好きな理由の一つが、「北の屋台」の存在ですね。 私は帯広に出かけるたびに「北の屋台」を訪れては、何軒か ”はしご” するのを楽しみにしています。 「北の屋台」は、帯広の中心部にあって、元々は駐車場だった土地を活用して出来た常設の屋台…