観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

奈良県

東大寺南大門&二月堂など(奈良市)

前回のブログ記事では、東大寺の金堂(大仏殿)と戒壇堂について書きました。 今回は、同じく東大寺で見逃せない南大門と二月堂などについてレポートしたいと思います。 写真は、南大門(国宝)を撮ったものです。 現在の建物は、1199年(鎌倉時代)に再建さ…

東大寺大仏殿&戒壇堂(奈良市)

奈良と言えば、誰もが東大寺の大仏を思い起こしますね。 修学旅行などで一度は訪れたことのある人も多いと思います。 この点で東大寺は、わが国で最も有名な寺院かもしれません。 創建は8世紀後半と伝えられ、聖武天皇が国力を尽くして開基したもの。 南都…

猿沢池と興福寺(奈良市)

奈良には古都らしい優れた風景が沢山あります。 なかでも、個人的に気に入っているのが、猿沢池から望む興福寺五重塔の景観です。 写真で見ると、こんな感じですね。 再建された中金堂の屋根も少しだけ見えます。 冬枯れで光と緑が少ないせいか、やや寂しい…

春日大社【二十二社詣で】(奈良市)

春日大社を訪れました。 ここは「二十二社」(上七社)のひとつです。 「二十二社」とは、神社の社格のひとつで、天変地異などの重大事がおこったときに国家(朝廷)が奉幣使を立てた社格の高い神社を指します。 この社格は、1039年(平安時代後期)に御朱雀…

ならまち藤岡家住宅(奈良市)

「ならまち格子の家」を見学して外にでると、ほぼ真向かいに立派な町家がありました。 案内板が出ていたので読んでみると、そこは「藤岡家住宅」でした。 この町家は、昭和43年(1968年)に国の重要文化財に指定された貴重な建物。 見るからに重厚な造りで、…

ならまち格子の家(奈良市)

「ならまち(奈良町)」にある「格子の家」を訪れました。 その昔、転勤で大阪にいた頃、奈良にはよく出かけていました。 当時の「ならまち」は、今ほどは知られていなかったですね。 沢山の観光客が訪れるようになったのも、最近になってからではと思います…

宗教都市・天理市その2(奈良県)

天理教本部の周辺には、独特の雰囲気を感じさせる巨大な建物が立ち並んでいます。 写真は、天理大学の建物を撮ったもの。 入母屋の屋根が連坦する大きな建物に赤い窓枠が施された意匠は、とても特徴的です。 橋脚の先に見える瓦屋根の建物は、天理教本部です…

宗教都市・天理市(奈良県)

奈良県天理市にある石上神宮(「二十二社」 のひとつ)を訪ねての帰り、天理教の本部などを見学してきました。 ここ天理市(人口6万5千人)は、わが国最大の宗教都市として知られています。 街の中心部には天理教関連の施設が立ち並んでいて、独特の雰囲気が…

石上神宮【二十二社詣で】(奈良・天理市)

石上神宮(いそのかみ・じんぐう)を訪れました。 ここは「二十二社」(中七社)のひとつです。 「二十二社」とは、神社の社格のひとつで、天変地異などの重大事がおこったときに国家(朝廷)が奉幣使を立てた社格の高い神社を指します。 現代流に言えば、強…

萱生環濠集落など(奈良・天理市)

大和神社(二十二社のひとつ)にお参りしたあとは、近くにある萱生環濠集落(かよう・かんごうしゅうらく)を見学してきました。 環濠集落とは、外敵から身を守るため周りに濠を巡らせた集落のこと。 奈良盆地に多くみられる集落の形で、その始まりは室町時…

大和神社【二十二社詣で】(奈良・天理市)

大和神社(おおやまと・じんじゃ)を訪れました。 ここは、前回のブログで紹介した「二十二社」のひとつですね。 「二十二社」とは、神社の社格のひとつで、天変地異などの重大事が起こったときに国家(朝廷)が奉幣使を立てた社格の高い神社を指しています…

二十二社詣で&大和神社(奈良・天理市)

時間がかかるかもしれませんが、これから「二十二社詣で」をやってみようと思っています。 きっかけは、昨年11月に出版された『二十二社 ~朝廷が定めた格式ある神社22~ 』島田裕巳(幻冬社新書)を読んで、とても面白く、かつ興味深かったこと。 「二十二…

ならまち(奈良町)の「鍾馗さん」(奈良その5)

昨日(7日)は、今年の初出勤日でした。 恒例の社内行事やら、挨拶回り、賀詞交換会などで、あっと言う間に一日が終わってしまいました。 今週一杯は、こんな毎日が続きそう。これも大事な仕事なので、何とか頑張りたいと思っています。 さて、奈良の街歩き…

ならまち(奈良町)散歩(奈良その4)

久しぶりに、ならまち(奈良町)を歩きました。 写真は、てっぺんに鍾馗さんが乗った瓦屋根で、かまど(おくどさん)の煙抜きがあります。 その昔、大阪勤務でよく奈良に来ていた頃は、今ほど"ならまち"(奈良町)は知られていなかったと思います。 久しぶ…

初冬の水谷茶屋など(奈良その3)

奈良公園の奥、春日山原始林に隣接して建っているのが「水谷茶屋」(みずやちゃや)です。 大正初期に建てられた茅葺き屋根の建物を茶店として改装したもの。 昭和23年から営業しているとかで、もうかれこれ70年になりますね。 奈良公園を歩いている途中、昔…

丹塗りが美しい春日大社(奈良その2)

御蓋山(奈良)の麓に鎮座する春日大社を訪ねました。 春日大社は藤原氏の氏神様ですね。先に訪れた興福寺は藤原氏の氏寺なので、この二つの寺社には深い繋がりがあります。 春日大社の創建は768年。全国に一千社ある春日神社の総本社でもあります。 昨年(2…

再建なった興福寺・中金堂(奈良その1)

昨年の師走、急に思い立って冬の奈良を訪れました。 その昔、大阪勤務の頃には何度も訪れていましたが、今回は久しぶりの訪問です。 最大の目的は、再建された興福寺・中金堂(ちゅうこんどう)をひと目見ること。およそ300年ぶりに天平時代の煌びやかな建造…