観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

石川県

奥能登の里山風景(能登その12)

今回まで計12回に亘って、初秋の能登の旅を綴ってきました。 能登は、平成23年に「能登の里山里海」として我が国初の ”世界農業遺産” に認定されました。 今回、奥能登を中心にあちこち見て歩きましたが、これほど ”人の生業” と ”海、山” との距離が近いと…

能登国一宮「気多大社」(能登その11)

奥能登の輪島市から国道249号を南下して、「気多大社」(けた・たいしゃ)にお参りしてきました。 場所は、能登半島の付け根にある羽咋市(はくいし)寺家町にあります。 この神社は、能登国の一宮(いちのみや)ですね。 創建は古く、およそ2,100年前とも伝…

名刹「總持寺祖院」(能登その10)

奥能登には曹洞宗の大本山として栄えた「總持寺祖院」があると聞き、訪ねてきました。 場所は、輪島市門前町にあります。 写真は、山門を撮ったもの。 総ケヤキ造りの立派な山門で、昭和7(1932)年に再建されたものらしい。 この「總持寺祖院」は、もとも…

天領&船主集落の「黒島地区」(能登その9)

昨夜からラグビーのワールドカップが始まりましたね。 日本は初戦のロシアに順当勝ちで良かったです。 日本開催なので、少なくともベスト8までは行って欲しいと思います。 さて、能登の旅の続きです。 輪島で見たかったものに「黒島地区」の伝統的町並みが…

黄金色に染まった「白米千枚田」(能登その8)

今回、能登の旅で一番見たかったのが「白米千枚田」(しろよね・せんまいだ)です。 場所は、輪島市白米町の国道249号線と日本海に挟まれた崖地にあります。 これまで日本全国や東南アジアを旅するなかで、結構な数の棚田(千枚田)を見てきました。 棚田を…

勇壮な郷土芸能「御陣乗太鼓」(能登その7)

輪島(奥能登)では旅館に宿泊しました。 夕食は街なかで食べたかったので、朝食のみが付いたプランとしました。 最近は和風旅館でも、泊食分離のプランを選べるところが多くなってきましたね。 宿泊客が夕食を外で食べると、街の賑わいにつながるうえ、経済…

千年の歴史をもつ「輪島朝市」(能登その6)

久しぶりのブログ更新となりました。 先日の三連休は、家に籠って本を読んだり、調べ物をしたりと、ノンビリ過ごしていました。 先週初めの台風襲来で通勤に苦労したこともあって、せっかくの連休でしたが外出する気力が出ませんでした。 今週は4日間出勤す…

内浦沿いを走る「のと鉄道」(能登その5)

能登の原風景は、やはり ”里山と里海” にありますね。 とりわけ、”海” と ”人の生業・営み” との距離感が本当に近い。 このことは、能登に着いてあちこち見て歩くなかで、特に強く感じるようになりました。 写真は、七尾湾(内浦)沿いを走る「のと鉄道」を…

伝統的漁法の「ボラ待ちやぐら」(能登その4)

七尾湾沿いの国道249号線をクルマで走っていると、海のなかに丸太を組んだ櫓(やぐら)が見えました。 場所は、穴水町の根木あたり。 一体何だろうとネットで調べたところ、これは「ボラ待ちやぐら」らしい。 丸太を四角錐の形に組んで作った漁業用の櫓だと…

能登の親不知「曽々木海岸」 & 天然活魚「今新」でランチ(能登その3)

奥能登の「曽々木海岸」へとやってきました。 場所は、輪島市と珠洲市の境界近くにあります。 この海岸は、背後から岩倉山が迫っているうえ、日本海の荒波をまともに受けることから ”能登の親不知” と呼ばれるほどの難所として知られるところ。 そのシンボル…

奥能登の「揚げ浜式製塩」(能登その2)

奥能登では、 ”海” と ”人間の生業” との距離感が本当に近いと感じました。 海岸沿いをクルマで走っていると、見えてきたのが「揚げ浜式塩田」です。 ここは、仁江海岸(珠洲市)にある「道の駅 すず塩田村」。 製塩を行う ”塩浜” には「揚げ浜」と「入り浜…

奥能登の最先端、白亜の「禄剛崎灯台」(能登その1)

月曜日(9日未明)の台風は、関東直撃でしたね。 かなりの風雨で電車も止まってしまい、週明けの通勤は激混みのなかを大きく迂回するなど大変な目にあいました。 最近は、JRも私鉄も計画運休とかで、さっさと電車を止めてしまいます。 確かに、その方が次の…