観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

鹿児島県

焼酎で一人酒(鹿児島その11)

鹿児島といえば、桜島に温泉、それに何といっても焼酎ですね。 今回の旅では、久しぶりに焼酎で一人酒を楽しんできました。 出かけたのは、天文館の七味小路にある「家のじ」。 地元の知人から教えてもらった居酒屋で、鹿児島に行くと、ここで焼酎を呑むこと…

鹿児島中央駅(鹿児島その10)

鹿児島中央駅は、鹿児島の陸(鉄道)の玄関口ですね。 かつて転勤で当地に住んでいた頃は、まだ「西鹿児島駅」という名前でした。 この旧駅名は、かつてのブルートレインの利用客やファンにとっては終着駅として馴染んだ、とても懐かしい名前だと思います。 …

日本最南端の路面電車(鹿児島その9)

現在、町なかを路面電車が走っている都市は、全国でおよそ20ヶ所ほどあります。 そのうち九州は3都市(長崎、熊本、鹿児島)で、鹿児島の路面電車が最南端となります。 近年では、旧来の路面電車をLRT(Light Rail Transit)として活用していこうとする動き…

照国神社(鹿児島その8)

城山の麓には、鹿児島の総氏神様といわれる照国神社があります。 ご祭神は島津家28代当主(11代藩主)の島津斉彬公です。 斉彬公は、集成館事業などで幕末の近代化や人材育成などに大きな功績を残した名君ですね。 安政5年(1858年)に50歳の若さで急逝しま…

西郷さんの銅像など(鹿児島その7)

鹿児島市内にも見どころが多いのですが、今回取り上げるのは明治維新で功績のあった偉人たちの銅像です。 まずは西郷隆盛の銅像から。 西郷さんの銅像と言えば、上野公園(東京)にある像(高村光雲の作品)が一番有名かもしれません。 地元・鹿児島では城山…

仙厳園#2(示現流・自顕流の稽古風景、猫神神社など)(鹿児島その6)

前回に続いて、仙厳園(別名:磯庭園)の訪問記です。 仙厳園(せんがんえん)は薩摩藩・島津家の藩主別邸跡ですね。 錦江湾に浮かぶ桜島を借景とした広大な敷地には、伝統的な建造物や遺構が点在していて、鹿児島の歴史や文化、風土などに触れることができ…

仙厳園(薩摩藩主・島津氏の別邸跡)(鹿児島その5)

仙厳園(別名:磯庭園)は、江戸初期の万治元年(1658年)に、19代島津光久公によって造営された藩主別邸です。 NHK大河ドラマ『西郷どん』(2018年)や『篤姫』(2008年)などのロケ地として使われたことでも知られていますね。 敷地面積はおよそ5㏊もあっ…

旧鹿児島紡績所技師館(異人館)&スタバ仙厳園店(鹿児島その4)

鹿児島の磯地区には、28代藩主・島津斉彬公が主導した集成館事業にかかる近代化遺産が多く残っています。 写真は「旧鹿児島紡績所技師館」(通称:異人館)を撮ったもの。 ここは「旧鹿児島紡績所」の技術指導に来日した英国人技師の宿舎として、慶応3(1867…

尚古集成館と薩摩切子工場(鹿児島その3)

桜島フェリーに乗って錦江湾と桜島の景観を楽しんだあとは、鹿児島市内の磯地区にある「尚古集成館」へとやってきました。 「尚古集成館」は、島津家の諸資料を展示する博物館です。 28代藩主・島津斉彬公が近代工業の先駆け(集成館事業)として建てた西洋…

月讀神社【桜島】(鹿児島その2)

前回のブログで紹介した通り、鹿児島港から桜島フェリーに乗って桜島までは、およそ15分(片道の旅客料金200円)の絶景の船旅でした。 本当は桜島港から島を一周したかったのですが、時間の関係でこれは断念。 そこで、帰りのフェリーを待つ間に月讀神社(つ…

桜島フェリー(鹿児島その1)

今回からは鹿児島の旅のレポートです。 鹿児島には、その昔、転勤で2年ほど住んだことがあります。 当時の転勤族の集まりが現地で開催されるということで、久しぶりに訪れてきました。 まずは錦江湾と桜島を眺めようと思い、乗ったのが「桜島フェリー」です…

知覧の茶畑(鹿児島・開聞岳周辺その9)

開聞岳から鹿児島空港へとクルマで向かっていると、こんな風景に出会いました。 場所は、知覧周辺でした。 これは、茶畑ですね。 鹿児島ならではの乗用茶摘機で、摘み取りを行なっていました。 綺麗に整備された茶畑と、茶摘機での作業を見ていると、時間が…

秀麗な山容の「開聞岳」(鹿児島・開聞岳周辺その8)

「開聞岳」は、薩摩半島の南端に位置する火山です。 稜線がなだらかに整った山の様子は、別名を「薩摩富士」と呼ばれるのも頷けますね。 「開聞岳」は、深田久弥の「日本百名山」の一つに選ばれています。 標高は924m。 「日本百名山」は、おおよそ1,500m…

薩摩国一宮「牧聞神社」(鹿児島・開聞岳周辺その7)

開聞岳周辺を歩くなら、ぜひ訪れたいのが「牧聞神社」(ひらきき・じんじゃ)です。 場所は、指宿市開聞十町にあって、前回紹介した「唐船峡」の近くとなります。 この神社は、薩摩国の一宮(いちのみや)ですね。 創建時期は、社伝でも不明なほど古いそうで…

名水の涼グルメ「唐船峡そうめん流し」(鹿児島・開聞岳周辺その6)

開聞岳の近くに行ったら、ぜひランチに立ち寄りたい場所がありました 。 それは「唐船峡そうめん流し」です。 場所は、指宿市開聞十町にあります。 ここでは、環境省の「平成の名水百選」に選ばれた「唐船峡京田湧水」を利用した「そうめん流し」を提供して…

優雅なフォルムの「薩摩長崎鼻灯台」(鹿児島・開聞岳周辺その5)

薩摩半島の最南端に突き出た岬が「長崎鼻」です。 岬の入り口には、前回紹介した「龍宮神社」があり、そこから岬の突端まで遊歩道が整備されています。 遊歩道から見る岬は、空の青さと海の蒼さ、それに白い灯台などがいかにも南国らしく素晴らしい景観を作…

乙姫様の「龍宮神社」(鹿児島・開聞岳周辺その4)

はや9月となりました。 新学期が始まったせいか、朝の通勤電車も少し混むようになりましたね。 まだまだ暑い日が続きますが、夏休みモードから仕事モードへと気分を切り替えていきたいと思います。 さて、今回も鹿児島・開聞岳周辺の旅の続きとなります。 …

風が心地よいオーシャンビュー「山川砂むし温泉」&「たまて箱温泉」(鹿児島・開聞岳周辺その3)

薩摩半島の南端にある伏目温泉(指宿市山川福元)では、種類が異なる二つの温泉に入ってきました。 一つは「山川砂むし温泉」です。 伏目海岸の砂浜にあって、浴衣姿で寝ころべば、係の人がスコップで体全体に砂をかけてくれます。 伏目温泉の泉温は約100度…

絶景の産業遺産「山川製塩工場跡」(鹿児島・開聞岳周辺その2)

薩摩半島(鹿児島県)の南端にある伏目(ふしめ)温泉へとやってきました。 場所は、指宿市山川福元の伏目海岸ですね。 ここには、温泉を利用して製塩を行っていた「山川製塩工場跡」があります。 眼前に広がる東シナ海と、海に浮かぶ開聞岳を見渡す高台に、…

JR最南端の駅「西大山駅」(鹿児島・開聞岳周辺その1)

今回からは、鹿児島の旅のレポートです。 鹿児島は、かつて転勤で2年ほど住んだことがあり、今では第二の故郷のように思っています。 その後も、しばらく鹿児島の大学で講義(地域振興や観光論など)を持っていたため、月に2回ほどは通っていました。 今回…