観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

沖縄まち歩きNo.11(壺屋やちむん通り・南窯)

ここ数日、暖かな日が続いたせいか、桜が満開ですね。

今日は東京知事選ですが、震災の影響で盛り上がりに欠けています。

非常時に、平常時の判断をすることの難しさについて考えさせられますね。

早く原発問題が落ち着いてくれると良いのですが・・・。


沖縄まち歩きの続きです。

壺屋やちむん通りには、かつて使われていた登り窯が今も残っています。

写真は「南窯」(ふぇーぬかま)です。

 


写真では、やや分かりにくいですが、樹木の隣に屋根をかぶった登り窯があります。

ここでは、釉薬を使わない荒焼(アラヤチ)が焼かれていたとか。

長らく使われていないせいか、窯の上部が落ちてしまった個所もあります。

周辺の樹木の下には、かつて焼かれた焼物の破片が残されています。

全体に傷んでいますが、雰囲気と風情がある景観です。

このような文化遺産は、何とか後世へと受け継いでいって欲しいですね。

下の写真は、やちむん通り側から「南窯」を見たもの。
 
 


現在は、壺屋焼を使った喫茶店になっています。

壺屋地区の焼物や焼物街を、どのように保全し振興していくか、本気で取り組まないと手遅れになる気がしてなりません。

                                         (沖縄の項、続く)