観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

近江まち歩きNo.1(沙沙貴神社)

朝は、かなりの雨模様でしたが、昼前には上がりました。

雨のせいか通勤電車も遅れ気味。 東京の通勤ラッシュは、何年経験しても慣れないですね。 

今朝の新聞で、今年のゴールデンウィーク中の旅行者数(1泊以上)が前年比27.6%減と大きく落ち込むとの予測結果が報道されていました。 1990年以降で、最大の下落率予想とか。

東日本大震災原発問題が原因でしょうが、観光事業者や地域経済への影響も大きい。

早く問題を収束させて、安心して旅ができるようにしたいものです。

でも、この騒ぎの中でも多くのヒトを集める施設やイベント、地域が必ずあるはず。 それがどういうものか、考えてみたいと思っています。 復興のヒントになるかもしれません。


さて、今回から近江(滋賀県)のまち歩きです。

新幹線で米原駅まで行き、そこからまず訪ねたのが、沙沙貴神社。 写真は、同神社の楼門です。


司馬遼太郎街道をゆく』の近江の巻に、この沙沙貴神社の記述があり、かねてから訪ねたいと思っていました。

場所は近江八幡市安土町。 安土桃山時代の語源になったり、織田信長安土城を造営した歴史都市ですね。

ここは、また近江源氏(佐々木源氏)発祥の地でもあります。

このため沙沙貴神社は、全国の佐々木姓の総氏神となっています。

訪れてみると社地は広く、社殿も立派、手入れも良く行き届いていました。


何かしら感慨深いものがあって、暫く休憩がてらゆっくりと参拝させて頂きました。

近江は、さすがに歴史が感じられるところです。

なお、平成の市町村大合併で、安土町近江八幡市となりました。 安土町の名前は残ってはいますが、歴史的地名が表舞台からなくなるようで、やや寂しく感じます。

この点について興味のある方は、拙著『地域ブランドと魅力あるまちづくり』(学芸出版社)http://www.gakugei-pub.jp/mokuroku/book/ISBN978-4-7615-2502-6.htm
をご参照ください。

                                        (近江の項、続く)