観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

佐賀焼き物散歩No.3(伊万里・大川内山の景観)

今朝は薄曇りの東京です。 

最近は、なかなか落ち着いた時間もとれず、読みたい本も山積状態。

時間の管理を、もっとしっかりしなくては、と思うこの頃ですね。



さて、伊万里・大川内山を続けます。

江戸期に、日本磁器の最高峰と言われた「鍋島焼」を作っていたのが大川内山地区(前回のブログ参照)です。

鍋島藩佐賀藩)の御用窯がおかれ、技術の流出を防ぐため外部と厳重に隔離されていました。

写真は、大川内山地区の町並みを撮ったもの。


狭い谷間に煉瓦造りの煙突や窯元の家々が建ち並んでいます。

背景に見えるのが青螺山。 山水画のような、素晴らしい景観です。

さすがに「秘窯の里」と呼ばれるだけのことがあります。


土曜日にに訪れましたが、町並みを歩いている人影はまばらでした。

かつては、団体客がバスで押し寄せた時期もあったようですが、今はやや寂れた印象です。

でも、それがこの町並みの良さを引き出してもいます。

この先も、ずっと保全して欲しい景観ですね。

                                 (佐賀焼き物散歩、続く)