観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

庄内地方見て歩きNo.6(羽黒山鐘楼)

久しぶりのブログ更新です。

先週末から地方に出かけていました。 とても暑かったですが、昨夜、東京駅に着くと案外と涼しいので一安心。

節電のなか、今年は少しでも涼しい日が続くと嬉しいのですが・・・。


さて、庄内地方見て歩きの続きです。

羽黒山三神合祭殿の隣に建つのが、羽黒山鐘楼。


この鐘楼は、1618年に再建されたもの。

茅葺き切妻造り、木割の太い雄大な建築で、羽黒山の近世初期の意匠を伝える貴重な遺構です。

そして鐘は、東大寺金剛峯寺に次ぐ、日本で三番目に大きなものと言われています。

これらの遺構を見るにつけ、未だに神仏習合の影響が残っていることがよく分かります。

下の写真は、末社が幾つか集まっている景観を撮ったもの。


なにやら、おごそかな雰囲気があります。

この羽黒山を訪れると、修験道を中心とした山岳信仰の場として、今も多くの修験者や参拝客を集めている理由が実感できるように思いました。

山形・庄内地方にとって、とても大事な地域資産の一つです。

                                      (庄内地方見て歩き、続く)