観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

十勝地方見て歩きNo.4(ばんえい競馬・帯広市)

ここ数日、東京は真夏の暑さが戻ったような天気が続いています。

秋の棚田の収穫風景を写真に撮りたいのですが、なかなか出かけるチャンスがありません。

時機を失しそうで、どうやら来年までお預けのようです。


さて、北海道は十勝地方の続きです。

真鍋庭園のあとは「ばんえい競馬」(帯広競馬場)を見てきました。

以前から見たかったのですが、帯広訪問と競馬開催の時期が合わず、今回初めての観戦です。

ばんえい競馬」を漢字で書くと「輓曳競馬」となります。

競馬と言えば、普通はサラブレッドが代表的。

でも「ばんえい競馬」では、農耕馬として利用されてきた体重800㎏〜1,200㎏の「ばんえい馬」を使います。

競技も、騎手と重量物を積んだ鉄製のそりを曳いて、直線200m、2ヶ所の障害が設置されたセパレートコースで速さを競います。


初めて見ましたが、見ている方も力が入りますね。

特に2番目の障害の前で、一旦、馬が立ち止まり、力を蓄えてから勢いをつけて障害に挑む様子は、感動ものでした。

この「ばんえい競馬」は、世界でも北海道のみで行われる形態らしい。

北海道が独自に生み出した馬文化の一つであり、「北海道の馬文化」として北海道遺産に選定されています。


一方、経営面は苦しいらしく、存続問題がくすぶり続けているとか。

でも是非とも、次の世代へと引き継いで欲しい貴重な地域文化だと思います。

                                     (ばんえい競馬、続く)