観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

十勝地方見て歩きNo.16(まとめ)

昨夜、兵庫の実家から東京に戻ってきました。

三連休の最終日で、新幹線は満員の盛況。 

3.11震災後の旅行や消費手控えも、少し緩んできたようです。

最寄りのJR姫路駅(兵庫県)周辺では、11月12、13日に行われる「B級グルメの祭典・B-1グランプリin姫路」の宣伝ポスターなどで賑やかに盛り上がっていました。

この調子で、旅や消費の需要が回復してくれると嬉しいのですが・・・。


さて、北海道は十勝まち歩きも今回で終わりです。

北海道観光と言えば、札幌、小樽、函館、知床、旭川旭山動物園)、富良野などがよく取り上げられます。

一方、十勝・帯広は、やや地味なせいか観光地としての人気は、上述したまちに及ばないようです。

でも、成熟した日本人が求める観光は、これまでとはひと味もふた味も違ってきています。

実際に体験したり、地元のヒトたちと交わるような観光行動を求めるようになってきた。

しかも、本物志向が顕著です。

この十勝地方には、このような観光行動の変化に十分応えうる地域資源が沢山あります。


先般、ミシュラン社から来年(12年)4月に「ミシュランガイド北海道2012特別版」が発売されると発表されました。

北海道在住のフードライター小西由稀さんによれば、今や北海道は「食の都」と言われるらしい。

ここ十勝は農業王国で、食の宝庫です。 海も近いので、旨い魚介も豊富に獲れる。 さらに、帯広は菓子のまち。

是非、ミシュランガイドに十勝の料理店等が沢山選ばれることを期待しています。


今年は、北海道にご縁があって、11月にも帯広市で講演を行います。

初冬の北海道で、何を見たり食べたりしようか、わが頭のなかは講演内容そっちのけで、そんなことばかり考えています。



                                             (十勝の項、終わり)