観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

高岡・富山まち歩きNo.4(高岡市金屋町付近の二景)

高岡(富山県)の名前は、慶長14(1609)年、加賀藩二代藩主・前田利長が高岡城を築いた際、詩経(鳳凰鳴けり彼の高き岡に)から取ったもの。

高岡鋳物発祥の地、金屋町の近くを流れる千保川には「鳳鳴橋」が架かっています。

写真は、その中央にある鳳鳴像。


1984年に造られた、富永直樹の作品とか。

なかなか立派な像で、橋の両側の中央部に対で建っています。

これは、雄と雌のつがいらしい。 でも、違いはよく見分けられません(足の爪で見分けると聞きましたが・・・)。


また、下の写真は金屋町の町並みのなかで撮ったもの。


地下水を汲みあげる手押しポンプですが、何故だか水が絶え間なく流れ出ていました。

これを見て、旧厚生省が1985年に選定した「水道水のおいしい都市(32市)」に高岡市が入っていたのを思い出しました。


ヒトとの関わりで、大事なものの一つが水ですね。

水が良質で美味しい土地には、魅力的なまちが多い(例えば京都など)。

私が専門とする地域ブランドや観光振興においても、水の良さは大きなプラス要因となります。

高岡の美味しい水を、いかに地域の活性化に活用していくか、考えるべきことは山ほどありそうです。

                                      
                                            (高岡の項、続く)