今日は、産業能率大学(神奈川県伊勢原市)で行われたフォーラム「大山魅力再発見」に参加。
観光ブランド化への考え方やアプローチなどについて講演してきました。
江戸期には「大山詣で」(大山阿夫利神社、大山寺)で栄えただけあって、歴史・文化遺産の面では驚くほどの地域資源を抱えています。
「大山講」を組織する御師(おし、明治期以降は先導師)が、今でも40軒以上あると聞いてびっくり。
パワースポットとしての魅力もあって、マーケティング次第で大化けする可能性を秘めていますね。
大山については、いずれレポートしてみたいと思っています。
さて、高岡(富山県)は山町筋の歴史的町並みの続きです。
写真は、菅野家住宅を撮ったもの。
北海道との通商で、巨万の富を築いた高岡有数の商家住宅です。
明治35年築で、土蔵造り。 壁面は黒漆喰の立派な建物です。
現在は、国の重要文化財に指定されています。
下の写真は、改築してできたパン屋さん(ボンジュール)の建物。
菅野家とは対照的に新しい建物です。
新しい土蔵造りながら、町並みにしっくりと溶け込んでいます。
こうした地域住民の努力が、町の景観を良くしていくのでしょう。
この通りの将来が楽しみになりますね。
(高岡の項、続く)