昨日(13日)、産業能率大学(神奈川県伊勢原市)で行われたフォーラムは、なかなかインパクトのある内容でした。
テーマは「大山魅力再発見」で、副題が「新たな観光まちづくりに向けて」。
私は、観光ブランド形成について基調講演を行いました(昨日のブログで書いた通りです)。
このフォーラムに参加して初めて知ったのが、大山信仰にかかわる歴史・文化資源の豊かさ。
大山(おおやま)は、神奈川県伊勢原市にある標高1,252mの山。
山中には阿夫利神社と大山寺があります。
別名を「阿夫利(あふり)山」「雨降(あふ)り山」といい、古くから雨乞いの神として信仰されてきました。
信仰登山は「大山講」と呼ばれ、江戸期に「大山詣り」が最も盛んであったとか(雨乞い、商売繁盛、家内安全など)。
江戸から1泊2日の行程で、行楽にもちょうど良く、当時は年間約20万人が参拝したそう。
春日局も4回、詣でたと言われています。
面白いのが「大山講」を組織する御師(おし、明治期以降は先導師)の存在で、現在も48軒が残っているとか(多くは講のために旅館を経営しています)。
近年、大山への参拝客(登山客)は年間90万人程度で、どうやら減少傾向にあるらしい。
水も美味くて、豆腐が名物。
当日食べさせてもらった豆腐は、とても美味かったです。
山の自然も豊か。 パワースポットとしての魅力も十分。 東京都心部からも比較的近い。
ここは、売り出し方如何で大化けする可能性を秘めていますね。
高尾山がミシュランの三つ星になって大ブレークしましたが、次は、ここ大山に流れが来る。そんな予感がします。
このような大山を知るチャンスを下さった、産業能率大学の方々には深く感謝しています。
近いうちに、写真を撮ってきて詳しくレポートするつもりです。
(次回は、高岡・富山まち歩きの続きです)