今朝の東京は、小雨模様。
師走に入って、冬らしい天気となってきました。
地域ブランドを専門にしていると、全国の銘酒や産地事情にも詳しくなってきます。
「月刊たる」(たる出版社)12月号の特集は「ご当地酒でカンパイ!〜お酒の原産地呼称〜」。
この特集に、「ご当地酒が世界へ羽ばたくために」というテーマで寄稿させて頂きました。
内容は、酒類の地域ブランド化について、私なりの考えをまとめたもの。
製造事業者ごとの商品ブランドも重要ですが、これからは産地ブランドを構築し、生産地全体で売りこんでいくことが一層重要となると説いています。
興味のある方は、是非ご一読下さい。
その原稿を書いていると、季節が冬場に向かっているせいか、無性に日本酒が呑みたくなりました。
そこで今回呑んでみたのが「獺祭(だっさい)」。 写真は、純米大吟醸50(300ml瓶)です。
蔵元は、旭酒造(山口県岩国市)。
すっきりした柔らかな旨味があって、ふくよか。
肝心の後味も、爽やかでした。
しかも、コストパフォーマンスが高い(300ml・@593円)。
かなり幸せな気分になりました。
なお「獺祭(だっさい)」とは、カワウソが捕まえた魚を岸辺に並べる習慣が祭りをしているように見えることからの命名。
転じて、詩や文をつくる際、沢山の参考資料を広げる様子を意味しています(俳人・正岡子規は自らを獺祭書屋と号したとか)。
また、旭酒造の所在地が獺越地区(山口県岩国市周東町)にあることからも採ったブランド名だそう。
しばらくは、この「獺祭」で楽しめそうです。