観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#122(カトンのテラスハウス)

プラナカン建築のショップハウスは、1階が店舗や事務所、2階以上が住居になっています。

これに対し、純粋に住居だけに使用しているものはテラスハウスと呼ばれます。

カトン地区にはテラスハウスも残されています。

場所はイースト・コースト・ロードとジョー・チアット・ロードが交わる交差点のすぐ近く。

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外壁は明るいパステルカラーで、間口が狭く奥行きが深いのが特徴です。

プラナカン文化の発祥地であるマラッカでは、オランダの統治時代、建物の幅(間口)を基に家屋税が掛けられていたそう。どうやら税金対策の建築様式が、シンガポールにも引き継がれたようです。

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ここのテラスハウスは、よく手入れがなされていて華やかな街並みを形成しています。一見の価値がある通りですね。