観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

マラッカ街歩き#6(ババ・ニョニャ・ヘリテージ博物館)

シンガポールの週始めは雨模様となりました。今夜は"スーパームーン"ですね。今年は68年振りに、いつもより大きな満月になるとか。天気が回復してくれると嬉しいのですが・・・。

 

さて、マラッカ街歩きの続きです。

今回、マラッカで一番楽しみにしていたのが"ババ・ニョニャ・ヘリテージ博物館"の見学です。

ババ・ニョニャとは、15世紀頃から国際貿易の拠点だったマラッカなどに移住した中国人が、地元のマレー人女性と結婚して生まれた子孫のこと。ババは男性、ニョニャは女性です。総称してプラナカンと言います。

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この博物館は、プラナカンの大富豪(チャン家)の邸宅を、そのまま利用しています。

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訪れるとドアには鍵がかかっていました。ドアをガチャガチャやっていると、係の女性が出て来て、中に入れてくれました。どうやら館内ツアーの時間が決まっているらしい。内部を見学したいとお願いすると、ガイドはつかないけどと言いながら日本語版の説明書を貸してくれました。強面ですが、案外柔軟で優しかったです。

内部は写真撮影が禁止とか。玄関口だけはOKと言われたので撮ったのが、次の写真です。

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間口に比べて奥が深い造りで、かなりの広さ。明かりとりを兼ねた中庭も幾つかあります。豪華な調度品などが、当時の暮らし振りを伝えていました。特に天井が高く、一部吹き抜けの台所の広さには驚きました。プラナカン食器も、素晴らしいものでした。

この博物館、お薦めです。 


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