観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#181(NUSババ・ハウス)

ニール・ロードにあるNUSババ・ハウスを見学しました。

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この建物は、1860年頃から元海運王のウィー・ビンの邸宅だったところ。その後シンガポール国立大学(NUS)が買い取り、2年かけて修復、2008年から一般公開しています。今ではシンガポールに数軒残る伝統的かつ本格的なプラナカンのショップハウスの一つとして知られています。

内部を見学したい場合、定期的に行われているガイドツアーに予め email で申し込む必要があります。今回はそれを知らず出かけて外から覗いていると、たまたまツアーの空きが出たとかで特別に参加させてもらえました。何ともラッキーで嬉しかったです。

間口が狭く、奥行きが深い建物は内部に入るとかなりの広さでした。

元の造りに忠実に修復・再現したそうで、豪華な室内装飾や調度品など、とても興味深く見学出来ました。来客を確認するための隠し覗き窓などの仕掛けも面白かったです。

ツアーのガイドは英語でしたが、現物を見学しながらなので結構理解出来ました。

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プラナカン・ハウスは、これまでマレーシアのペナンやマラッカなどでも見てきました。いずれも当時のプラナカンの経済力や生活文化などが分かって興味深いですね。貴重な文化遺産なので、これからも大切に保存して欲しいと思います。このNUSババ・ハウスの見学は、かなりお薦めです。

なお、内部の写真撮影は禁止で、外観だけ撮ってきました。鮮やかなブルーの外観は周辺でもかなり目立っていて、なかなか素敵でした。


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