観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

シンガポール街歩き#235(光と陰影、そして夜景@ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ)

東京では桜の開花宣言が出ましたね。当地でもニュースで取り上げていました。桜花爛漫の季節、日本を訪れるシンガポーリアンも多くなることでしょう。

さて、"ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ"の続きです。この植物公園、昼間訪れるのも良いのですが、お勧めは夜の散策です。スーパーツリーの「光と音楽のショー」は見応え十分、加えて夜景が素晴らしいです。

前回のブログでも紹介したように、この公園の照明は日本の照明デザイナー面出薫が演出しています。光と陰影を巧みに活かした夜景の美しさは、格別なものがあります。

写真は、夜のスーパーツリー・グローブ。高さ22mに架かる吊り橋(スカイウェイ)を地上から狙ったものです。この吊り橋は、夜の21時まで渡ることが出来ます(チケット5s$)。

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次は、ドラゴンフライ・ブリッジから公園側を撮ったもの。遠くには、シンガポール・フライヤー(観覧車)が見えます。園内の照明が幻想的な雰囲気を作り出しています。

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同じ場所から少し引いて撮ると、次のようになります。マリーナ・ベイ・サンズが入ってきますね。

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ドラゴンフライ・ブリッジから反対側を撮ると、市街地の高層ビル群が見えました。池で赤く光るのは噴水です。

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シンガポールの夜景は、どこも素晴らしいですが、特に"ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ"の夜の景観はお勧めです。この夜景(光と陰影)を見ていると、谷崎潤一郎の著書『陰翳礼讃』が思い起こされます。その思想が、面出薫の照明デザインを通じてシンガポールでも受け入れられていることに驚きますね。

いまスーパーツリー・グローブで行われている"CHILDREN'S FESTIVAL"の会場も、夜になるとこのような景観となります。昼間と比べると、かなりリアルに見えますね。

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