観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

バンコク見て歩き#4(ジム・トンプソンのタイシルクショップ)

今日のシンガポールは晴れ。日差しがきつく、暑い一日です。年度始めのせいか日本からの来星客もなく、いつもより静かなオフィスでした。

さて、バンコク見て歩きの続きです。「ジム・トンプソンの家」の見学を終えたあと、敷地内にあるカフェでひと休みしました。カフェは木々に囲まれた池に面していて、見事な錦鯉が泳いでいました。

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カフェで注文したのは「タイティー」。やや甘めのミルクティーですが、紅茶の香りがしっかりしています。シンガポールで飲んでから病みつきになりました。

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庭には、タイシルクの原料となる繭などが展示されていました。タイシルク独特の光沢感や色を出すためには、絹糸を作る繭(蚕)が重要だとか。

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蚕は、家蚕と野蚕に大別されるそう。日本は蚕農家が飼育する家蚕ですが、タイでは野生の野蚕が多いそう。その野蚕が作る繭は、黄色い色をしています。日本の家蚕が作る繭(白色)と比べると、太く強い糸で、ゴワついた質感が特徴とか。この糸が、光の反射量を多くして、タイシルク独特の光沢感を出しています。

黄色繭(野蚕)は希少で高価なことから、現在は白色(家蚕)と黄色(野蚕)の糸を混ぜて製品を作ることが多いらしい。タイシルクの質感の高さや値段の高さには、それなりの理由があるわけですね。

「ジム・トンプソンの家」にはショップが併設されています。なかなか素敵なスカーフやネクタイ、ウェアなどが置いてありました。

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ちなみに、次の写真は「ジム・トンプソン・タイシルク本店」です。こちらはBTSサラデーン駅の近くにあります。自分用には、小さな象が沢山プリントされたネクタイを一本買ってみました。でもネクタイをする機会は、めっきり少なくなりましたが・・・。

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