昨日の夕方、一時帰国していた東京から戻ってきました。常夏のシンガポールでは、心身がリラックスして伸び伸びするように感じますね。自分には南国の風土と気候が合っているようです。
さて、シンガポール街歩きの続きです。
チャイナタウンにある"アン・シアン・ヒル(Ann Siang Hill)" を夕暮れどきに歩きました。
小高い丘に登ると、ビジネス街を眺めることが出来ます。 写真の真ん中にある大きなビルは"CapitaGreen"ですね。日本人建築家の伊東豊雄が設計したオフィスビルで、外装の55%を緑化したことで話題となりました(地上40階建て、2014年竣工)。
その左隣、細めの高層オフィスビルが、”リパブリック・プラザ”です。こちらは黒川紀章の設計で、66階建て、1995年に完成しました。このようにシンガポールには、日本人建築家の設計になる建物が沢山あります。何だか嬉しくなりますね。
"アン・シアン・ヒル(安祥山)"の周辺は、かつてナツメグやクローブが栽培されていました。その後、裕福な華人の居住地となり、商業やコミュニティー活動の中心として賑わってきました。その歴史的な流れから、現在も、この辺りには華人の郷土会館が多く建っています。近くの街路である"クラブ・ストリート(Club St.)"の名前も、ここから出ているとか。
"アン・シアン・ヒル"をチャイナタウン側へと下ると、次の写真のような景観が現れます。
ここは"クラブ・ストリート"が"アン・シアン・ロード"へと繋がるあたり。沢山のバーやレストランなどが軒を連ねています。
なかなか洒落た雰囲気の街並みが続きます。
映画のロケにでも使えそうな、とても素敵な景観です。
訪れたのが平日の夕暮れどきで、さほどの人出ではなかったです。それが週末ともなると、とびきり沢山の人が集まってくるそう。次は、この辺りが歩行者天国となる週末に来てみたいと思います。