観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

松本(信州)街歩き#3(四柱神社と縄手通り)

JR松本駅からお城に向かう途中、女鳥羽川に架かる千歳橋を渡ると鎮守の森が見えてきます。

これが四柱神社(よはしら・じんじゃ)の杜ですね。

この神社には、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)など我が国の造化の三神と天照大神が祭神として祀られています。

境内は、かなりの広さがありました。お社もなかなか立派な造りです。

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ここは、願い事がすべて叶う「願い事むすびの神」として広く知られている神社とか。そのせいか、長い時間をかけて熱心に参拝する人が多かったです。

私は旅をするたびに、あちこちの神社で御朱印を頂くことにしています。でも今回の旅では、朱印帳を忘れてきてしまいました。せっかくの機会だったのに、全く残念です。

気を取り直して、神社を後にすると、すぐ縄手通りに出ました。ここは、四柱神社の参道として発達した門前町(神社なので鳥居前町)ですね。

現在は、女鳥羽川沿いに江戸期の城下の町並みを再現した商店街となっています。

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観光客向けの土産物店や雑貨屋、飲食店などが軒を連ねています。この商店街は、カエルの街として売り出しているそう。かつて、すぐ側を流れる女鳥羽川に河鹿蛙が沢山住みついていたからだとか。

商店街の端には、こんな像が建っていました。本を読むカエルの姿が、なかなか笑えます。

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商店街の端まで歩くと、特徴あるデザインの立派な建物が目につきました。

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聞けば、ここは旧松本市役所跡だとか。現在の建物は、旧市役所のデザインを取り入れて建てた市営住宅(上土団地)だそう。なかなかモダンな設計で、とても市営住宅とは思えませんでした。

松本では住民や行政の景観や街並み、空間環境などへの積極的な取り組み姿勢が感じられますね。松本の街が醸し出す文化的な香りは、ここからも生まれているように思いました。

       (松本街歩き、続く)