観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

松本(信州)街歩き#6(蔵のある街並み@中町通り)

松本では、中町通りも是非訪れたかった場所の一つです。

この通りは、蔵のある街並みとして有名ですね。現在のような景観となったのは、明治21年松本大火が契機となったそう。その復興・再建に際して、多くの建物が防火用の蔵造りとしたことで今の街並みへと繋がっていきました。

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訪れると、白壁と黒なまこ壁が続く街並みが、快晴の青空にとてもよく似合っていました。ここにいるだけで、何だか心が安らぐようです。

次の写真は"蔵シック館"と呼ばれる市の施設です。平成8年に、近隣の造り酒屋の母屋など3棟を移築したもの。これも先述の大火(明治21年)直後の建築物と言われています。

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軒先に吊り下げられた杉玉や、手漕ぎポンプの井戸などが、造り酒屋だったことを教えてくれます。

続いては「カレーの店デリー」。外観からは、とてもカレー屋さんとは思えません。カレーだけでなく、この建物も、なかなかよい味を出しています。

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中町通りで一番目立った看板と言えば、伊原漆器店ですね。唐獅子の看板が、何とも素晴らしいです。この漆器店は、創業が明治40年だとか。店に置いたあった多色塗りの器は、とても素敵でした。

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次の建物も蔵造りではないですが、よく目立っていました。薬局ですね。その構えは、昔ながらの看板建築。雰囲気があって、とても懐かしかったです。

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この中町通りには、このような店舗が沢山並んでいます。それぞれの建物には特徴があって、一つひとつ丁寧に見ていくと時間がいくらあっても足りないほど。

店頭に井戸水が湧いていたり、JAの直売所があったりと結構楽しめました。

観光客だけでなく、地元住民が買い物などに訪れる商店街であることも魅力となっています。

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中町通り、ここもお勧めです。