観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

福岡まち歩き#6(古社巡り、筥崎宮&住吉神社)

今日の東京は、時々雨が混じる曇り空。台風が近づいているせいでしょうか。冴えない天気です。それにしても今年は夏場から雨ばかりですね。折角の休日なのに、もったいないことです。

さて、「福岡まち歩き」の続きです。

今回は、所用の合間をぬって、これまで行ったことのない古社を訪ねてみました。

写真は、筥崎宮(はこざきぐう)です。

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筥崎宮(筥崎八幡宮)は、宇佐(大分・宇佐市)、石清水(京都・八幡市)の両宮とともに「三大八幡宮」に数えられています。

創建は平安時代中頃の923年とか。鎌倉期の元寇(蒙古襲来)の際に神風が吹き、敵を打ち破ったことから厄除・勝運の神様として知られています。

写真は、国の重要文化財に指定されている楼門です。

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堂々たる建築ですね。この楼門は、1594年に筑前領主・小早川隆景が建立したものとか。建坪に比して屋根が極端に大きい豪壮さが特徴です。

見るからに頭でっかちな建物ですが、目の当たりにすると、その雄大さに圧倒されました。

掲げられた扁額には「敵国降伏」の文字が。これは、いかにも強そう。ご利益も期待できそうです。

楼門には、日本一を目指す福岡ソフトバンクの大きな垂れ幕がありました。さすが地元球団ですね。

参拝は、この楼門の外から本殿に向かって行います。

次の写真は、楼門と本殿の近くにある一之鳥居です。

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この鳥居は、1609年に福岡藩主・黒田長政が建立したもの。柱が三段に分かれた独特の造りをしています。これも国指定の重要文化財ですね。

骨太な鳥居で、ここから見る楼門の眺めが良かったです。

今回の旅で、最後にもう一つ古社を訪れました。筑前国一宮の住吉神社です。

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ここは「三大住吉」の一つに数えられていますね。あとの二つは、大阪の住吉大社、それに下関の住吉神社です。

福岡の住吉神社は、古来より航海の守護神として信仰されています。

朱塗りの柱が鮮やかな現在の本殿は、1623年(江戸時代前期)に黒田長政が造営したもの。国の重要文化財で、「住吉造り」と言われる神社建築最古の様式とされています。

訪れたのは夕方で、広い境内はひっそりとしていました。人気のない神社で参拝するのも、清々しい感じで良いものでした。

今回の福岡行きは、ほぼ、古社巡りの旅となってしまいました。福岡には古社が沢山あって、まだ訪れていない神社も多いです。特に世界遺産に登録された宗像大社には、是非訪れたいと思っています。

いま旅先の神社で、ご朱印を頂いています。お参りなのか、ご朱印集めなのか、よく分からない状況ですが、これからも古社巡りは続けていきたいと思います。

今回で「福岡まち歩き」は、お仕舞いです。次回は、札幌に出かけます。


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