観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

札幌まち歩き#1(北大キャンパスの銀杏並木&大野池&ポプラ並木)

所用があり札幌に出かけました。2年ほどシンガポールに赴任していたので、北海道を訪れるのは本当に久しぶりです。

10月中旬の札幌は、晴れて快適な気候でした。思っていたよりは寒くなかったです。

札幌に着いて、まず訪れたのが北海道大学。私はこの広々としたキャンパスの散策が好きで、札幌で時間が取れるたびに訪れています。

まずは、そろそろ見頃かなと思い、北13条通りにある北大・銀杏並木を通ってみました。

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ここは東西約380mに亘って70本の銀杏並木が続いています。銀杏の木は昭和14年ごろに植えられたものとか。道路の上に張り出すように葉を繁らせた銀杏並木は、なかなか壮観です。

今では、よく知られたポプラ並木と共に北大のシンボルとなっているとか。

まだ色付き始めの銀杏並木の下を歩くのは気持ち良かったですね。観光客も結構見に来ていて、写真を撮ったりしていました。

大学のホームページでは黄色く色づく様子を、写真とともに日々更新しています("北大・平成29年イチョウ並木黄葉状況")。黄葉を楽しみにしている人たちが沢山いるのでしょう。

銀杏並木の近くにあるのが、大野池です。

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かつてはドロドロとしていた湿地帯を、昭和40年代後半に、工学部の大野教授が中心となって池へと再生したものとか。

訪れると、池の周辺の木々が色づいて、沢山の人たちの憩いの場となっていました。睡蓮のあいだに鴨が泳いでいたり、噴水が上がっていたりで、とても大学の構内とは思えない素晴らしい雰囲気でした。

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ここから少し歩いたところに、有名なポプラ並木があります。北大は勿論のこと、札幌や北海道のシンボルとして広く知られていますね。

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もともとは明治36年札幌農学校の関係者が米国から持ち帰って植樹したものとか。

平成16年の台風18号では、大きな被害を受けました。約50本のポプラ並木のうち、18本が倒れたり、折れたりしたらしい。すぐに若木を植えるなどの再生工事を実施して、今では並木道の一部を散策出来るまでに回復しています。

下の写真は、ポプラ並木の入り口付近から撮ったもの。黄葉が始まっていますね。北海道らしい、とても素晴らしい景観です。

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このポプラ並木は、北大はもとより、札幌や北海道全体の宝物ですね。いや、日本の宝物といっても良いでしょう。これからも大切に保全していって欲しいと思います。

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 (札幌まち歩き、次回に続きます) 


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