観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

札幌まち歩き#2(北大キャンパスのクラーク像&古河記念講堂など)

昨日の東京は、台風一過で抜けるような青空でした。今年は雨が多いので、これからも晴天が続いてくれると嬉しいのですが・・・。

さて、北大キャンパス散策の続きです。

北大に来たからには、クラーク博士の像は見逃せません。

中央ローンと呼ばれる緑豊かな広場の一角に、クラーク博士の胸像は立っていました。

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台座には有名な"Boys,Be Ambitious"の文字が刻まれています。

クラーク博士は1876(明治9)年に、マサチューセッツ農科大学(米国)から設立間もない札幌農学校に赴任。わずか8ヶ月ほどの滞在でしたが、初代教頭として札幌農学校の基礎を築いた教育者(功労者)です。

胸像の前では、沢山の人達が写真を撮っていました。何と言っても、その知名度は抜群ですね。

クラーク像の近くには、歴史的建造物の古河記念講堂が建っていました。現在は、国の登録有形文化財となっています。壁の白さが映える、なかなかお洒落な洋館ですね。

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この建物は、1909(明治42)年に古河財閥(古河家)からの寄付金で建てられたもの。当時は林学教室として使われていたらしい。

正面中央に玄関ポーチと小塔があり、左右の翼部はマンサード屋根(腰折れ屋根)を持つルネッサンス様式の建築です。

現在は、文学研究科の研究室として使われているとか。このため残念ながら内部の見学は出来ません。

次の写真は、1927(昭和2)年に建てられた昆虫標本室の建物です。

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小振りな建物ですが、壁は石造り、床と天井は鉄筋コンクリート造りで不燃構造となっています。

この建物を造ったのが、昆虫学教室の初代教授・松村松年氏。松村教授は、我が国昆虫学の基礎を築いた学者として知られています。

この堅牢な建物、現在は大学の書庫として使われているそう。

このキャンパスには、いろんな建物や施設などが残されていて散歩するのに飽きませんね。

これはキャンパス内にあったマンホールの蓋です(唐突ですみません)。"北"の文字が何ともいいですね。

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今回は時間の関係で、少しの時間しかいられませんでした。学食で名物のクラーク・カレーを食べてみたかったのですが、また機会をみて訪れたいと思います。

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   (札幌まち歩き、続きます)


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