観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

札幌まち歩き#4(赤れんが庁舎&時計台)

昨日は三連休の初日。東京は穏やかな良い天気に恵まれました。

夕方、近くの八幡神社にお参りがてら、神田川沿いをウォーキングしました。川沿いの桜並木は、だいぶん葉が落ちて、秋が深まってきた感じです。今は一年で最も過ごしやすい良い季節ですね。

さて、札幌まち歩きの続きです。

札幌に出かけるたびに見にいくのが、"赤れんが庁舎"と"時計台"です。もう何度、訪れたことやら。

でも、この二つの歴史的建造物、何度見ても飽きないですね。不思議ですが、それだけの魅力があるということでしょうか。

まずは、"赤れんが庁舎"。正式には"北海道庁旧本庁舎"と言います。

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レンガ造りのアメリカ風ネオ・バロック様式の建物(洋館)で、1888(明治21)年に竣工しました。現在は、国の重要文化財に指定されています。

間口61m、奥行き36mで、塔頂部までの高さは33mあって2階建ですが、現在の建物に換算すると10階建の高さに相当するとか。

とても堂々とした見事な建物です。

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1909(明治42)年に火災で内部を焼失したそうですが、赤れんがの壁はほとんど大丈夫だったとか。2年後には復旧工事が完了したそうで、まったく大したものです。

内部には現在、道立文書館や観光情報コーナーなどがありますが、今回は外からの見学だけにしました。

庭では、軽トラ市や特産物販売をやっていました。

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なるほどと思ったのは、トラクターの展示販売をやっていたこと。さすが、北海道ですね。しかも、このトラクター、かなりの大きさです。

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私は畑で動くトラクターが好きで、かつて訪れた十勝の農場では飽きもせず、ずっと眺めていたことがあります。

余談ですが、北海道更別村では毎年、トラクターのレース"国際トラクターBAMBA"を開催しています。トラクターが、1.5〜3.0トンのソリを引きながら、コース内のポールを倒さずに走る競技とか。かなりの迫力のようで、一度は見てみたいものです。

続いては"時計台"です。札幌にとどまらず、北海道の象徴的建物として余りにも有名ですね。

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札幌農学校の二代目教頭、ウィリアム・ホイーラーが計画し、1878(明治11)年に竣工した木造2階建。正式名称は"旧札幌農学校演武場"で、国の重要文化財に指定されています。

三角屋根に大時計を載せた特徴的な外観ですが、大時計は後から(1881年)載せられたものとか。それまでは鐘楼があって、鐘で時間を知らせていたそう。それはそれで見てみたかったですね。

時計台の撮影スポットとしてお勧めなのが、向かいのMNビル2階にある"時計台撮影テラス"。ここからは、"時計台"を正面から撮影できます。

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ところで残念なことに、この"時計台"は、「日本三大がっかり」の一つと言われていますね。有名な観光スポットだけど行ってみたらがっかり、という意味とか。

場所が高層ビルの谷間にあって、広大な北海道のイメージに合わないということでしょうか。

でも、何度見ても素晴らしい建物に変わりはないと思うのですが・・・。

ちなみに「三大がっかり」のあと二つは、高知の"はりまやばし"と沖縄の"守礼門"と言われています。但し、"守礼門"に代えて、長崎"オランダ坂"や京都"京都タワー"などを入れる場合もあるようです。

   (札幌まち歩き、続きます)


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