この週末は、久しぶりに兵庫県へと帰省しました。
実家があるのは兵庫県太子町です。JR姫路駅で新幹線を降り、山陽線に乗り換えて3つ目の網干(あぼし)駅が最寄り駅となります。
久しぶりの帰省で、バタバタと用事に追われていました。その合間に参拝したのが斑鳩寺(いかるがでら)。実家から5分ほどにあって、子供の頃からよく遊んでいた場所です。
兵庫県太子町鵤(いかるが)にある、この斑鳩寺は、606年に聖徳太子が推古天皇から播磨国揖保郡の土地360町歩を賜り、当地を斑鳩荘(鵤荘)と命名して伽藍を建立したのが始まりと伝えられています。
その後、長らく法隆寺の支院でしたが、室町期以降に天台宗に改めて今日に至っています。
太子町という町名も、聖徳太子との所縁から名付けられたものですね。
仁王門を潜ると、その左手に聖徳太子像が建っています。私が子供の頃からある、かなり古くて大きな銅像です。
その側に建つのが、聖徳殿。奥が深くて、なかなか立派な建物です。馬の銅像は、戦時中に供出されて長らく無かったものが、近年になって新たに作られました。
現在ある諸堂のなかで、一番立派な建物が三重塔です。1565年(室町時代後期)に建立(再建)された塔で、現在、国の重要文化財に指定されています。
三重塔の後ろには、お地蔵さまが並んでいました。かなりの数ですね。確認し忘れましたが、八十八箇所に因んで88体あると聞いたことがあります。
なかなか立派な古刹だと思うのですが、参拝客や観光客は少ない様子でした。
私が子供の頃は、境内を遊び場にしていましたが、今回は子供の姿も見かけませんでした。
それでも境内を散策しながら子供の頃を思い出し、とても懐かしかったです。
(斑鳩寺、続きます)