観光研究者のまち歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

ばんえい競馬 in 帯広(北海道・十勝その1)

初秋の北海道・十勝地方(帯広市など)を歩いてきました。十勝を訪れたのは本当に久しぶりです。

北海道で一番好きな場所はと問われれば、私なら躊躇なく十勝地方(帯広市など)と答えます。

”十勝晴れ”と言われるほどの日照時間の多さ、広大で色とりどりの畑とそこに沈む夕日、防風林(カラマツ、カシワなど)で守られた畑を走りまわるトラクター、あちこちに放牧された牛や馬、新鮮な素材を存分に活かした料理やスイーツ、花いっぱいのガーデンと美術館などなど。 ここには何度訪れても飽きない魅力と、人を引き付ける磁力があります。

写真は、”ばんえい競馬”を撮ったもの。競馬場は帯広市内にあります。

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ばんえい競馬”は、漢字では”輓曳競馬”と書きます。

競馬と言えば、普通はサラブレッド系種が代表的ですね。でも、ここ帯広の”ばんえい競馬”では、農耕馬として利用されてきた体重800㎏~1,200㎏の”ばんえい馬”を使います。

競技も独特で、騎手と重量物を積んだ鉄製のそりを曳いて、2ヶ所の障害(台形状の小さな山)が設置された直線200mのセパレートコース(10頭分)で速さを競います。

競馬場に着いたのが、第1レース発走時間(14:45)の直前で、この日はナイター競馬が行われるらしく最終は第11レース(20:45)でした。

次の写真は、館内の馬券売り場などです。「とかち・ばん馬まつり」のイベントが行われていたこともあって、場内は結構、賑わっていました(しかも、イベントのため入場無料でした)。

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下の写真は、スタート直後のレースの様子を撮ったものです。

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いっせいに砂埃をあげて走る姿は壮観そのもの。レースを見ている方も、かなり力が入りますね。

特に2つ目の障害(台形状の小さな山)の直前で、馬がいったん立ち止まり、息を整えてから大きな障害に挑む様子は感動ものです。

馬が途中で立ち止まるのも、この競馬ならではですが、ここで他の馬との駆け引きが行われるとか。なかなかの奥深さがあります。

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観客はと言えば、レースを観戦したり、レースはそっちのけで子供と遊んだり、酒盛りをしたりと、いたって気儘な様子です。この何ともユルイ雰囲気がたまりませんね。

ばんえい競馬”は、2006年度まで北見、岩見沢旭川でも行われていました。しかし経営難等もあって、それ以降は帯広のみでの開催となったとか。

なお、この競馬は、北海道が独自に生み出した馬文化の一つであり、「北海道の馬文化」として”北海道遺産”に選定されています。

世界でも、ここ帯広でしか行われていない競馬であり、これからも次の世代へと引き継いでほしいと思います。私も微力ながら、この貴重な地域文化を応援していくつもりです。 


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