観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

自然満喫の「ピョウタンの滝」と「岩内仙峡」、とにかく広い「八千代牧場」(北海道・十勝その4)

今回出かけたのは、お馴染みの十勝地方。そこで旅立つ前に、これまでまだ訪れたことがない名所や観光スポットを探してみました。

ネット検索してピックアップしたのが表題にある3ヶ所です。

そのいずれもが、さほど全国的な知名度はないものの、十勝地方では誰もが知っていて、地域住民の多くが一度は訪れたことがありそうな場所となりました。

旅に出るまでの間、これらは一体どんなところだろうと考えるだけで、旅の楽しみは倍増しますね。

まずは「ピョウタンの滝」から。

これは、何と言っても名前がいいですね。語源はアイヌ語の「ピヨロ・コタン」("小さな砂利の多いところ")だとか。

場所は、中札内村札内川上流域の渓谷にあります。雄大な日高山麓をバックに滝の幅は84.5mあり、高さ18mから川の水が豪快に流れ落ちています。これは、なかなか見応えのある景観です。

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もともとは小水力発電所用の貯水池として、1954年に造られた人工のダムだったとか。当時は ”農協ダム” と呼ばれていたそう。ところが、ダムの堰堤が洪水による土砂で埋没し、いつしか滝と呼ばれるようになったらしい。

現在は滝の近くまで行けませんが、”札内川園地” の入り口に架かっている"虹の大橋"から滝の全体を眺望することができます。

実際に見ると、自然の滝かなと思えるほどでした。時間をかけて、徐々に本物の滝へと変化しているのでしょう。

札内川の水は澄んでいて、とても綺麗でした。さすが、かつて清流日本一となった川ですね。

流れ落ちる瀑布からは霧のような飛沫が飛んできて、周辺はマイナスイオンで満たされているようでした。

他に誰もいない静かな環境で滝を眺めていると、気分が落ち着いて癒されていくのがわかりました。

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この滝の周辺は"札内川園地"として整備されています。訪れたのが平日の午前中だったせいか、広い園内には人影がなかったです。

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ここでは大きな木を見ながら、のんびりと散歩して過ごしました。十勝地方の豊かな自然と、その素晴らしさが再認識できましたね。

記事が長くなったので、「岩内仙峡」と「八千代牧場」は次回に記すことにします。


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