十勝・帯広に来るたびに宿泊しているのが「北海道ホテル」です。
自然に囲まれて、庭にはリスや小鳥が遊びに来る、そんな恵まれた環境に建っています。
もともとは、1899年に創業された「北海館」が前身で、1995年に「北海道ホテル」としてオープンしたそう。
いつもこのホテルに泊まるのには、いくつかの理由があります。
その第1は、建物や施設が、とても落ち着ける作りとなっていることです。
十勝の粘土で焼いた煉瓦造りの建物に、内装や家具などは道産の木材を使用。木が多く使われているせいか、館内が、柔らかで暖かく感じられます。
第2は、"モール温泉"があることです。
"モール"とはドイツ語で湿原を意味します。
植物起源の有機質を沢山含んだ温泉で、泥炭や亜炭層から汲み上げたものとか。
温泉の色は、茶褐色系の独特なもので、植物性のため肌に優しく馴染むのが特徴とされます。
他所ではほとんど見られない珍しい温泉で、"北海道遺産"にも選定されています。
北の星空を見上げながら、露天風呂にのんびりと浸かれば、日頃のストレスも消えるように感じます。
第3は、朝食が美味しいこと。特に、パンは絶品ですね。
今回は"パンが食べたい方へ 王道の洋食"(ホテルのメニューに書いてありました)を食べてみました。
卵は音更町の竹内養鶏場のもの、ミートは帯広・八千代牧場製、ヨーグルトは鹿追町産の"で〜で〜ぽっぽ"などなど。
それに、やはりパンは美味しかったです。
仕事をリタイアしたら、この「北海道ホテル」に長期滞在したいというのが、私の夢の一つでもあります。
それほど泊まり心地の良いホテルですね。
皆さんにお勧めします。