所用があって福岡へと出かけました。
昨年の初秋にも福岡を訪れているので、およそ1年ぶりの訪問となります。
せっかく出かけるならと地図を眺めていると、宗像大社が目に留まりました。
福岡市内からは少し離れていますが、時間的には何とかお参りできそうなので、思い切って行ってきました。こうした機会を逃すと、次はいつになるか分からないですからね。
宗像大社は、辺津宮(宗像市田島)、中津宮(筑前大島)、それに沖津宮(沖ノ島)の3宮の総称です。
古くから海上・交通安全の神として厚い信仰を受けてきました。
ご祭神は、宗像三女神(ムナカタ・サンジョシン)ですね。辺津宮には市杵島姫(イチキシマヒメ・三女神)、中津宮には湍津姫(タギツヒメ・次女神)、沖津宮には田心姫(タゴリヒメ・長女神)がお祀りしてあります。いずれも天照大神の息吹から誕生されたという女神です。
また宗像大社は、2017年に”「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群”として世界文化遺産に登録されています。
今回初めて訪れたのは、宗像市田島にある辺津宮。ここが、宗像三宮の総社(第一宮)となります。全国約6,200社の宗像神を祀る神社の総本宮でもありますね。
境内はそれほど広くはないですが、清々しい空気が流れていて気持ち良かったです。
写真は、神門です。なかなか立派ですね。
訪れたのがちょうど七五三のシーズンで、お宮参りをする家族連れが多かったです。
次の写真は、辺津宮の本殿と拝殿を撮ったものです。
本殿は、1578年に大宮司・宗像氏貞が再建したもの。一方、拝殿は1590年に小早川隆景が再建したものです。
宗像大社の歴史は古く、いつから本殿等の建物が建っていたのか判然とはしないとのこと。確かに神域に今も残されている「高宮祭場」などを見ると、その歴史の古さがよく分かります(「高宮祭場」については、次回に紹介します)。
次の写真は、境内に鎮座する第二宮(沖の島・沖津宮の分霊)と第三宮(筑前大島・中津宮の分霊)を撮ったもの。
これらに詣でることにより、宗像三宮をすべて参拝したことになります。
参拝者は、皆さん熱心にお参りされていました。
最後の写真は、神門の前の狛犬です。とても立派で強そうな佇まいが印象的でした。
(宗像大社、続きます)