福岡市内から宗像大社(辺津宮)へは、市内の天神から出ている特急バスに乗りました。片道1時間ほど(料金1,000円)の行程です。
帰りも特急バスを利用したので、時間の制約もあり、現地での滞在時間はおよそ2時間ほどでした。
最近は、どこへ出かけても外国人観光客が沢山いるのですが、宗像大社では、ほとんどその姿を見かけませんでした。
2017年に世界文化遺産へと登録されているので、その価値は世界的にも知られているはずなのですが・・・。
福岡市からは少し距離があることに加えて、日本古来の神道や信仰などのテーマが、外国人観光客には少し馴染まないのかもしれませんね。
それに社殿の彩色なども地味めですし。
まあ、その分、落ち着いた雰囲気のなかでお参りが出来ました。
ここで、宗像大社(辺津宮)の神域で撮った写真を幾つか紹介したいと思います。
最初は、境内にある末社を撮ったものです。小ぶりのお社が整然と並んでいました。寂びた風景ですが、これはこれで壮観な眺めです。
次の写真は、宗像大社のご神木です。楢(なら)の木で、樹齢はおよそ550年とか。
老木ながらも大きく枝を張って、立派な立ち姿でした。
参拝の順路を辿っていくと、神宝館へと出ました。
沖ノ島では、4世紀後半から約550年に亘って祭祀が執り行われていました。
島への出入りが厳しく制限されてきたため、島内には貴重な神具などが沢山残されており、海の正倉院とも呼ばれています。
そして、この神宝館には、祭祀で使われた神具などの出土品約8万点が収蔵されているそう。それらは全て国宝に指定されています。
たまたま神宝館では、「沖ノ島国宝展×藤原新也展」が開催中だったので、見学して来ました。
特に写真家・藤原新也が沖ノ島に上陸して撮った写真は、通常では入島出来ない島の様子がうかがえて興味深かったです。
この展覧会を見学できただけでも、ここまでやって来た甲斐がありました。
最後の写真は、神門前の狛犬の写真です。この迫力ある姿が、とても気に入りました。