久しぶりに、ならまち(奈良町)を歩きました。
写真は、てっぺんに鍾馗さんが乗った瓦屋根で、かまど(おくどさん)の煙抜きがあります。
その昔、大阪勤務でよく奈良に来ていた頃は、今ほど"ならまち"(奈良町)は知られていなかったと思います。
久しぶりに訪れてみると、伝統的な建物が残る街並みは静かな佇まいでした。昔通りの雰囲気があって良かったです。
ならまち(奈良町)には、奈良の特産品や名物の店が結構あります。
次の写真は吉田蚊帳店(大正10年創業)です。
奈良は、昔から麻織物の産地でした。このため、蚊帳の製造販売が盛んでしたが、現在残るのはこの吉田蚊帳店のみとか。
今では、蚊帳生地を使った"ふきん"や"のれん"なども売っています。なかでも"ならまちふきん"は、奈良土産としてかなりの人気になっているとか。
次の写真は、日本酒"春鹿"の蔵元である今西清兵衛商店(明治17年創業)です。
奈良は日本酒(清酒)発祥の地ですね。奈良県桜井市三輪には酒の神様で知られる大神神社(おおみわ・じんじゃ)があります。
大神神社では11月に新酒造りに向けて"酒まつり"があり、全国から蔵元や杜氏が集まるとか。
奈良県には、32を数える蔵元があるそう。一度は、蔵元巡りをしてみたいものです。
なかなか風格がある店舗ですね。
この店の一押しは"米餅"でしょう。米を麦芽で糖化した水飴状の菓子。小さな壺に入って売っていました。
次の写真は、寧屋工房です。
ここは"赤膚焼"の工房ですね。
"赤膚焼"は奈良の伝統的な焼き物で、遠州七窯の一つに数えられています。
ならまち(奈良町)には、古くからの建物や街並みに加えて、地域の伝統的な特産品が沢山残されています。
まちなかを歩くだけでも、新たな発見がありますね。とても魅力的なまちです。
最後の写真は、蔵を撮ったものです。これまた、何とも言えない魅力があります。
(ならまち、次回に続きます)