札幌に来ると、必ずと言っていいほど訪れるのが北海道大学のキャンパスです。
札幌駅寄りの校門から入ると、すぐに写真のような景観が現れます。
私は、この自然豊かなキャンパスが好きで、訪れるたびに心身が癒されるように感じます。自分の母校でもないのに、不思議ですね。
時間に追われながら、今回も何とか訪ねることが出来ました。
まずは、いつもと同じように"クラーク博士像"にご挨拶しました。
クラーク博士は1876(明治9)年に、マサチューセッツ農科大学(米国)から札幌農学校に赴任。わずか8ヶ月ほどの滞在でしたが、初代教頭として札幌農学校の基礎を築きました。
台座には有名な"Boys, Be Ambitious"の文字が刻まれています。
次の写真は、北大名物のポプラ並木です。明治36年に札幌農学校の関係者が米国から持ち帰ったものだとか。
平成16年の台風で倒木などの大きな被害をうけましたが、再生工事を実施して、今ではご覧のように立派に回復しています。
ポプラの新緑が風にそよぐ様子は、いかにも初夏らしい風景でした。
北海道らしい景観に、時間を忘れて見入ってしまいました。
次の写真は、キャンパス内にある銀杏並木を撮ったもの。
ここでは東西約380mに亘って70本の銀杏並木が続いています。今ではポプラ並木と共に、北大のシンボルとなっているそう。
新緑の銀杏並木も、とても清々しくて気持ちいい眺めでした。ここは秋の黄葉が有名ですが、新緑の頃もまた違った趣きがありますね。
最後の写真は、銀杏並木の近くにある大野池です。
かつてはドロドロとした湿地帯を、昭和40年代後半に、工学部の大野教授が中心となって池へと再生したものとか。
ここも新緑に包まれて、気持ちの良い水辺の空間となっていました。
北大のキャンパスは、札幌駅からすぐ近くにあって、ちょっとしたスキマ時間でも訪れることが出来ます。
このキャンパスの散策は、皆さんに是非お勧めしたいと思います。
とにかく癒されること請け合いです。