あるTV番組で、栃木県民なら誰でも知っているという「レモン牛乳」を取り上げていました。
それを急に思いだして、帰りの電車待ちの間に駅の売店で購入したのが次の写真です。
写真でもわかるように、パッケージには「関東・栃木 レモン 乳飲料 無果汁」と書いてあります。
見るからに可愛い感じのパッケージなのですが、よくよく観察すると次のような疑問点が・・・。
・「関東」の文字に比べて、「栃木」の文字が小さい。
・「牛乳」ではなく「乳飲料」と表記。
・「レモン」と大書してあるのに、「無果汁」と表記されている。
調べてみると、以下のようなことが分かりました。
その成り立ちは、第二次大戦後まもなく、宇都宮市の製乳メーカー「関東牛乳」 が、「関東レモン牛乳」のブランドで発売したのが始まりとか。
それが、学校行事(運動会など)や購買部での売れ筋商品となって、栃木県民にとって子供時代からの馴染み深い味となっていったらしい。
その後、「関東牛乳」が廃業したため、地場の製乳メーカー「栃木乳業」がその味(レシピ)を受け継いで、県内を中心に販売しているそう。
また、日本では2003年から生乳100%のものしか「牛乳」と表記できなくなったため「レモン牛乳」とは名乗れなくなったとか。
さらに、製法は生乳に砂糖、香料、着色料などを加えたもので、レモン果汁は入っていないため「無果汁」と表記されています。
実際に飲んでみると、黄色い液体ですがレモンの味は特にしなかったですね。 色が黄色いから「レモン」ということなのでしょうか。
でも、どこか懐かしい味で、美味しかったです。
「レモン」のほかに「イチゴ」や「コーヒー」があるそうなので、一体どんな飲み物なのか、機会をみて試してみたいと思います。
それにしても、なんとも不思議な飲み物でした。
栃木県、なかなかやりますね。
日光の旅は、これにてお仕舞いとします。
(なお、日光には昨年の新緑の季節に出かけました)