観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

志摩観光ホテル(伊勢・志摩その4)

今回の旅では、伊勢からほんの少し足を延ばして、志摩観光ホテルに宿泊しました。

賢島にある志摩観光ホテルは、当地を代表するリゾートホテルですね。

開業したのは、1951年。

広大な敷地のなかに、有名建築家である村野藤吾が設計した「ザ クラシック」(1969年築)など3棟が建っています。

写真は「ザ クラシック」を撮ったもの。

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その設計コンセプトは「環境との対比・共存」とか。

銅板張りの蒼い庇が特徴的で、周辺の豊かな自然環境と調和して建つ姿は、とても見事でした。

このホテルの売りは、小さな島や岬が複雑に入り組んだ英虞湾の眺望の素晴らしさと、アワビなど魚介類の料理の美味しさにあります。

山崎豊子の小説『華麗なる一族』の冒頭の舞台になり、また2016年の先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)の会場となったことでも知られています。

今回、宿泊したのは「ザ クラシック」。 サミットの前に改装されたこともあって、清潔で綺麗な部屋はとても居心地が良かったです。

夕方に到着すると、日没までゲストラウンジで過ごしました。

その時に撮ったのが次の写真です。

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日没は、こんな感じでした。

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写真の出来は、いまひとつですね。

でも、ここから眺める英虞湾やサンセットの景色は、何といっても素晴らしかったです。

翌朝は、別棟の「ザ ベイスイート」(2008年築)まで出かけました。

二つの宿泊棟の間には、およそ2千坪の広大な庭園が広がっています。

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「ザ ベイスイート」へは、鳥の声を聴きながら、庭園内の橋を渡ったり、神社(金刀比羅宮)にお参りしたりしながら歩いていきました。

サミットの際には、この屋上庭園で参加した首脳の記念撮影が行われたそう。

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緑に覆われた陸地と、遠くにも見え隠れする青い海とのコントラストは、とても雄大で心地よい景観でした。

最後の写真は、サミット会議が行われた円卓です。

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これは、もう一つの別棟「ザ クラブ」(1951年築)に展示されていました。

   (次回に続きます)


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