坂越(兵庫県赤穂市)の大避神社を参拝したあとは、後背の宝珠山の中腹までウォーキングしました。
結構な坂道を上った先にあったのが、妙見寺観音堂です。
妙見寺は、8世紀の半ば、行基によって開山された真言宗古義派の寺院で、のちに空海が中興したと伝えられています。
宝珠山の中腹に建つ観音堂は、1772年(享保7年)に再建されたもの。
全国的にも数少ない懸造(かけづくり)の工法で造られています。 懸造(崖造とも)は、崖などの上に建物を長い柱と貫で固定し、床下を支える建築手法のこと。
よく知られる築例として、清水寺本堂舞台(京都)や、室生寺金堂(奈良)などがあります。
ここから望む坂越湾と生島の風景は、素晴らしかったです。
赤穂は、私の生家(太子町)からクルマで1時間少しの距離ですが、これまで数えるほどしか訪れたことがありません。
今回は、改めて赤穂城や坂越の町並みなどを見学して、新たな発見などがあったりで、とても面白かったです。
ところで赤穂での昼食は、赤穂温泉の旅館・銀波荘で摂りました。
銀波荘では温泉にも浸かってきました。 ここは、日経新聞(2017年3月18日付)の「何でもランキング」(「大自然につかる絶景温泉」)で、第5位にランクされた「天海の湯」があります。
当日は「天海の湯」が女性専用だったので、もう一つの「岩海の湯」に入りました。
露天の湯舟から穏やかな瀬戸内海が一望でき、その眺めには心身ともに癒されました。
下の写真は、入浴後に旅館のテラスから撮ったものです。
相変わらず写真が下手で、広がりのない写真となってしまいました。
実際には、瀬戸内海の素晴らしいパノラマ景観が広がっています。
機会があれば、ぜひ訪れてみてください。 癒されること、間違いなしです。
(赤穂の旅は、今回でお仕舞いです)