音更町に白樺並木の名所があると聞き、立ち寄ってきました。
白樺は音更町のシンボル・ツリー(町木)ですね。 そして、その名所は、十勝牧場の入り口にありました。
ここは1909年に設立された牧場で、面積は42㎢もの広さがあるとか。 全国に12ヶ所ある家畜改良センターの一つで、最大の面積をもっています。
音更市街からクルマで牧場に向かうと、道道133号線を北に約6㎞走ったところにありました。
入り口には、写真のような白樺並木が続いています。
この白樺並木は、1922年に、当時、皇太子だった昭和天皇の来場を記念して植樹されたのが始まりだそう。
その後、場内の環境整備を目的に植樹が続けられ、現在では長さ1.3㎞に、約660本もの白樺が整然と並ぶ美しい景観となっています。
曇り空の生憎の天気でしたが、白樺が一直線に並んだ姿を見ていると、とても清々しい気分になりました。
並木の周辺は広々とした畑が続いています。
北海道らしい景観のせいか、TVや映画等のロケに使われることも多く、2014年のNHK連続テレビ小説「マッサン」などのロケ地となっています。
一方で、白樺の寿命は通常40年程度と言われていて、この並木の木々もその寿命を超えたもの(50~80年)も多くなっているそうです。
そこで、現在、傷んだ白樺を順次、更新植樹している最中だとか。
見学した感じでは、そんなに老木が多いとは思えなかったのですが、何とかこの貴重な地域資源である白樺並木を後世へと受け継いでいって欲しいと思います。