観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

四国カルスト(高知・梼原その6)

お盆休みに入りましたが、暑い日が続きますね。

少し前に、このブログで報告したヤマボウシ(自宅のシンボルツリーです)のメジロの巣から雛が巣立ちました。 昨日、今日とヤマボウシの枝の周りをメジロの親子が飛び交っています。 おかげで、鳥の鳴き声に癒される三連休となりました。

さて、梼原町(ゆすはらちょう)の旅の続きです。

梼原町は、標高220mから1,455mと高低差が大きいという特徴があります。

それも、四国カルストと呼ばれるカルスト台地を抱えているためですね。

カルスト台地は、標高1,400mあたりに東西25㎞に亘って拡がっています。 

四国カルストは「日本三大カルスト」の一つで、あとの二つは秋吉台山口県)と平尾台(福岡県)ですね。

浸食作用で、地表に露出した石灰岩が点在する景観は、高原の植生や眺望などと相まって独特の景観を生み出していました。

写真は、カルスト台地風力発電用の風車を撮ったもの。

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ここは、まさに絶景でした。

白く見えるのが、地表に露出した石灰岩ですね。

尾根上を走るのは県道383号線で、「天空の道」と言われています。 この道をクルマで走るのは爽快でした。

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春から夏にかけての一時期は、牛の放牧が見られます。

訪れたのは6月でしたが、赤牛と黒牛がのんびりと草を食む姿を見ることが出来ました。

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赤牛と黒牛は別々に放牧されていると思っていましたが、仲良く一緒にいました。

涼しい高原で何ともノンビリとした牛の姿を見ていると、日頃の仕事のストレスも消えていくようでした。

この高原は、高知県愛媛県の県境でもあります。

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レストハウスでは、県境を示すロープが地面に張ってありました。 もちろん、半分はジョークですよね。 

高知県側から登ると、キツい勾配の道が延々と続きますが、高原まで登ってしまえば別天地。

折り重なるように立つ山々も、素晴らしい景観を作っています。

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四国トラストでは、とても快適なドライブが出来ました。  

梼原町のキャッチコピーである「雲の上の町」は、本物ですね。


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