久しぶりのブログ更新です。
お盆休みを利用して、実家(兵庫県太子町)に帰省していました。
東京へと戻る日が、ちょうど台風のための計画運休(山陽新幹線)と重なり、一日順延して帰ってきました。
当初の予定とは異なった日程となりましたが、田舎での用事も沢山あったので丁度良かったという感じですかね。 少し草臥れましたが・・・。
さて、今回も高知・梼原の旅の続きです。
梼原町(ゆすはらちょう)には、建築家・隈研吾が設計した建築物が複数あります。
隈研吾は、木材を使った和のデザインが特徴の著名建築家ですね。 最近では、新国立競技場(オリンピック・スタジアム)の設計者として知られています。
梼原町のホームページで確認すると、現在、隈研吾が設計した建築物は6つあるそう。
一方、私が同町を訪れたのは2014年6月。 この時には、4つの建築物が出来上がっていました。
今回は、そのうちの2つの建物を取り上げたいと思います。
まずは、梼原町総合庁舎(町役場)です。
この建物が完成したのは、2006年ですね。
一見すると、とても町役場には見えません。 なかなかお洒落なデザインに、まずはびっくりしました。
建物には地元産の杉材が、ふんだんに使われています。
訪れたのが日曜日で、館内には遠慮して入りませんでした。 このため、1階のホールにあるという「茶堂」を見逃してしまいました。 これを見逃したのは本当に残念だったと、今も後悔しています。
次の写真は、マルシェ・ユスハラ(まちの駅ゆすはら)です。
場所は、町の中心部を通る国道440号線沿い、町役場の近くにあります。
完成したのは2010年。
外壁が茅葺で、これも洒落たデザインの建物です。
ファサードを茅葺にしたのは、町内にある伝統的な茅葺屋根に触発されたものだとか。
特徴的な外観だけでなく、通気性や断熱性に富むため快適な室内環境を創り出しているそう。
建物内は「森」のコンセプトで、杉の丸太が多用された設えとなっていました。
用途は、1階が町の特産物販売所、2階から上がホテル(「雲の上のホテル」別館)となっています。
なかに入ってみると、とても居心地が良さそうで、宿泊はここにしたかったと思ったほどでした。
近年では、これらの建築作品を見学するために多くの旅行者がやってくるそうで、地域の活性化に大いに役立っているようです。