今回からは、鹿児島の旅のレポートです。
鹿児島は、かつて転勤で2年ほど住んだことがあり、今では第二の故郷のように思っています。
その後も、しばらく鹿児島の大学で講義(地域振興や観光論など)を持っていたため、月に2回ほどは通っていました。
今回は、赴任当時の転勤族の集まりが鹿児島市内であり、久しぶりに出かけてきた次第です。
ちょうど良い機会なので、薩摩半島の最南端にある開聞岳周辺も歩いてきました。
開聞岳を眺めながら「たまて箱温泉」の露天風呂に浸かっていると、都会のあくせくした生活が何とも馬鹿らしく感じられるようでした。
ということで、まずは JR 日本最南端の駅「西大山駅」から旅の話を始めましょう。
開聞岳を背景に、畑のなかに佇む駅の景観は、何とも素晴らしかったです。
「西大山駅」は、JR九州の指宿枕崎線にある駅ですね。 場所は、指宿市山川町大山にあります。
この駅は「JR 日本最南端の駅」として、鉄道ファン(鉄ちゃん、鉄子)ならずとも結構、知られた駅だと思います。 なお念のためですが、日本最南端の駅は、沖縄モノレール線の「赤嶺駅」となります。
指宿枕崎線の運行本数は少なく、鹿児島中央駅からもかなり遠いことから「秘境駅」と呼ばれることもあるほど。
でも、今回訪れたときは、そこそこの人が駅に集まっていました。
よく見ると、ほとんどがクルマで来ています。
ちょうど、上り(指宿、鹿児島方面)の列車がやってくる時間帯だったので、その見学に来たようです。
列車は、こんな感じでやって来ました。
この駅から乗車する人が結構いたのは、予想外でしたね。
ネットで調べると、一日の平均乗車人員はわずか44人(2015年)でしたが・・・。
なお参考までに、JR の東西南北端駅は以下の通りです。
(最北端)稚内駅、(最東端)東根室駅、(最西端)佐世保駅、(最南端)西大山駅
そして「西大山駅」にあるのが「幸せを届ける黄色いポスト」です。
2011年に、指宿市花の ”菜の花” の色にちなんで設置されたものとか。
もちろん本物のポストなので郵便物を投函できます。
因みに、全国には6か所ほど「黄色いポスト」が置かれているそう。
当駅前のほかは、福岡市城南区、大崎市(宮城県)、芦北町(熊本県)、能代市(秋田県)、橿原市(奈良県)にあるそうです。