薩摩半島の南端にある伏目温泉(指宿市山川福元)では、種類が異なる二つの温泉に入ってきました。
一つは「山川砂むし温泉」です。
伏目海岸の砂浜にあって、浴衣姿で寝ころべば、係の人がスコップで体全体に砂をかけてくれます。
伏目温泉の泉温は約100度と、周辺の温泉(指宿)のなかでも一番高いそう。
始めは温かくて何とも気持ち良かったのですが、数分後には熱くて全身が汗だくになりました。
まあ、我慢比べのようなものでしたが、わずか数分後にギブアップして冷たいシャワーを浴びれば、心身ともに実に爽快でした。
他所の温泉では、なかなかに味わえない温浴法なので、とても面白かったですね。
その昔、指宿温泉でも ”砂蒸し” を体験したことがありますが、こちらの山川の方が素朴な感じで私好みでした。
もう一つは「たまて箱温泉」です。
ここは絶景のオーシャンビューで知られる日帰り温泉施設ですね。
近年では、その眺望の素晴らしさから沢山の観光客が押し寄せているとか。
私が訪れたのは日曜日でしたが、幸いにも、さほどは混んでいなかったです。
露天風呂からは、東シナ海と海に浮かぶ開聞岳(標高924m)が間近に見えて、波の音を聞きながらのんびりと入浴してきました。
さすがに露天風呂内の写真は撮れないので、せめて植生がいかにも南国らしいアプローチ部分の写真を載せておきます。
なお、「たまて箱温泉」の名前の由来は、薩摩半島の最南端「長崎鼻」に伝わる ”浦島太郎伝説” の玉手箱にちなんだものだそう。
また、同温泉には開聞岳を望む ”和風露天風呂” と、竹山(別名:スヌーピー山)が見える ”洋風露天風呂” があり、男女日替わりとなっています。
料金は、「山川砂むし温泉」と「たまて箱温泉」のセット券を利用したので 1,130円でした。
非日常の贅沢が味わえる、この二つの温泉は、皆さんに強くおススメしたいと思います。