観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

風が心地よいオーシャンビュー「山川砂むし温泉」&「たまて箱温泉」(鹿児島・開聞岳周辺その3)

薩摩半島の南端にある伏目温泉(指宿市山川福元)では、種類が異なる二つの温泉に入ってきました。

一つは「山川砂むし温泉」です。

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伏目海岸の砂浜にあって、浴衣姿で寝ころべば、係の人がスコップで体全体に砂をかけてくれます。 

伏目温泉の泉温は約100度と、周辺の温泉(指宿)のなかでも一番高いそう。

始めは温かくて何とも気持ち良かったのですが、数分後には熱くて全身が汗だくになりました。

まあ、我慢比べのようなものでしたが、わずか数分後にギブアップして冷たいシャワーを浴びれば、心身ともに実に爽快でした。

他所の温泉では、なかなかに味わえない温浴法なので、とても面白かったですね。

その昔、指宿温泉でも ”砂蒸し” を体験したことがありますが、こちらの山川の方が素朴な感じで私好みでした。

もう一つは「たまて箱温泉」です。

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ここは絶景のオーシャンビューで知られる日帰り温泉施設ですね。

近年では、その眺望の素晴らしさから沢山の観光客が押し寄せているとか。

私が訪れたのは日曜日でしたが、幸いにも、さほどは混んでいなかったです。

露天風呂からは、東シナ海と海に浮かぶ開聞岳(標高924m)が間近に見えて、波の音を聞きながらのんびりと入浴してきました。

さすがに露天風呂内の写真は撮れないので、せめて植生がいかにも南国らしいアプローチ部分の写真を載せておきます。

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なお、「たまて箱温泉」の名前の由来は、薩摩半島の最南端「長崎鼻」に伝わる ”浦島太郎伝説” の玉手箱にちなんだものだそう。

また、同温泉には開聞岳を望む ”和風露天風呂” と、竹山(別名:スヌーピー山)が見える ”洋風露天風呂” があり、男女日替わりとなっています。

料金は、「山川砂むし温泉」と「たまて箱温泉」のセット券を利用したので 1,130円でした。

非日常の贅沢が味わえる、この二つの温泉は、皆さんに強くおススメしたいと思います。


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