月曜日(9日未明)の台風は、関東直撃でしたね。
かなりの風雨で電車も止まってしまい、週明けの通勤は激混みのなかを大きく迂回するなど大変な目にあいました。
最近は、JRも私鉄も計画運休とかで、さっさと電車を止めてしまいます。
確かに、その方が次の予定(対応策)を立てやすくはありますが・・・。
まあ、天気には勝てないので、諦めるしかないですね。
さて、今回からは能登(石川県)の旅です。
能登は、平成23(2011)年に日本で初めて世界農業遺産(「能登の里山里海」)に認定されました。
その代表的な構成遺産である「白米の千枚田」が秋の実りの時期を迎えたと聞いて、久しぶりに能登を歩いてきました。
この灯台は、能登半島の先端部にあって、内浦と外浦の接点に建っています。
所在地は、珠洲市(石川県)狼煙町。
昔から海上交通(北前船など)の要衝で、常夜灯が設置されていたそう。
そして、この灯台が出来たのは明治16(1883)年です(初点灯)。
設計は英国人技師のリチャード・ブラントンで、建設は日本人が担いました。
実際に訪れてみると、まずレンタカーを停めた駐車場から急な坂を10分ほども歩かなければなりません。
これは、なかなかのキツさでしたね。
途中で諦めようかと、弱気の虫が騒いだほどでした。
漸く坂を上りきると、広々とした芝生がひらけて、その先に「禄剛崎灯台」が現れました。
青い空と蒼い海をバックに白亜の灯台が見えた時は、感動モノでした。
小ぶり(高さ12m)ながらも均整がとれたデザインは、なかなかのものです。
平成10(1998)年には、「日本の灯台50選」の一つに選ばれています。
灯台正面には記念額が貼ってあって、そこには菊のご紋章がありました。
灯台は通常、レンズを回転させて光を点滅させますが、この灯台は固定レンズで灯火の遮蔽版を回転させることで点滅させているらしい。
この方式の灯台は、なかなかないそう。
でも、高台(海抜約50m)から海や灯台を眺めるだけで、爽快な気分となりました。
ここは、やや遠いですが、訪れて本当に良かったです。
皆さんにおススメしたいスポットですね。