観光研究者の街歩きフォト日記

まちを歩き、観察する観光・地域ブランド研究者の写真ブログです。

勇壮な郷土芸能「御陣乗太鼓」(能登その7)

輪島(奥能登)では旅館に宿泊しました。

夕食は街なかで食べたかったので、朝食のみが付いたプランとしました。

最近は和風旅館でも、泊食分離のプランを選べるところが多くなってきましたね。

宿泊客が夕食を外で食べると、街の賑わいにつながるうえ、経済的な波及効果が町のあちこちへと広がるメリットがあります。

また、外国人観光客にとって1泊2食付き料金というのは、馴染みがないうえに、どうも不合理(宿泊代と食事代の区分が不透明)と感じるようです。

私自身は、旅館の豪華絢爛な夕食も大好きですが、一方で、街なかの居酒屋などでその土地の素材を活かした料理を食べてみたいとも思います。

まあ、宿泊客にとって選択肢が広がる泊食分離の導入は、当然の流れということでしょうか。

旅館に着くと、夜は「御陣乗太鼓」の無料公演を見学に行くバスの送迎サービスがあるとのことで、出かけてきました。

写真は、屋外のステージで行われた「御陣乗太鼓」を撮ったもの。

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「御陣乗太鼓」は、輪島に伝わる郷土芸能ですね。

天正5(1577)年に、上杉謙信が当地へと攻め込んだ際に、鬼や亡霊の面に海藻の髪を振り乱しながら太鼓を打ち鳴らす奇襲を仕掛け、上杉軍を追い払ったことに因むものとか。

太鼓の独特の響きや、その周りを踊るように打つ姿は、とても勇壮かつ幻想的で、見ていて飽きなかったです。

なお、夕食は輪島の街なかにある居酒屋に入りました。 

注文した料理の一部が、つぎの写真です。

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この店は、宿泊した旅館で紹介してもらったのですが、大当たりでした。

魚介を中心に、どの料理も美味しかったです。

それに店主夫妻から、地元のいろいろな話が聞けたのも面白かったですね。

「御陣乗太鼓」と居酒屋での食事などで、輪島の夜を存分に楽しめました。

 
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