奥能登の輪島市から国道249号を南下して、「気多大社」(けた・たいしゃ)にお参りしてきました。
場所は、能登半島の付け根にある羽咋市(はくいし)寺家町にあります。
この神社は、能登国の一宮(いちのみや)ですね。
創建は古く、およそ2,100年前とも伝わっています。
このことから、ご利益は ”縁結び” といわれています。
さらに近年は、気多という名前から気が多く通じるという連想で、パワースポットとしても人気があるとか。
そういえば、お参りする若い女性の姿が目立つように感じました。
日本海に面して建つお社は、清浄な雰囲気で大変に立派なものでした。
そのはずで、本殿、拝殿、神門など5棟が国の重要文化財に指定されているそう。
この他、後背地の社叢「入らずの森」は、国の天然記念物に指定されているそうですが、残念ながら今回は見逃してしまいました。
なお、一宮(いちのみや)とは、令制国(りょうせいこく)で社格が一番高いとされている神社のことです。
ちなみに令制国は、かつて律令制に基づいて設置されていた地方行政区分のこと。
全国に68の令制国が置かれたので、一宮も原則として同数あることになります。
「気多大社」は、能登国一宮であり、縁結び、気が通じるパワースポットなどなど、人を惹きつける要素が沢山あります。
私の専門である地域ブランド論の観点からすると、かなりのブランド力(魅力)を持つ神社と言えるのではと思います。