写真は、京都の鴨川納涼床(のうりょうゆか)を撮ったものです。
京都の文化的基盤(ブランド力)を支える大きな要素が水ですね。
その水を活かした代表的な例が、この納涼床です。
今年はもう終わってしまいましたが、毎年5月から9月まで、鴨川西岸の店が川面に張り出した座敷を設けています。
京都の夏の風物詩ですね。
場所は、二条大橋から五条大橋まで。
毎年、おおよそ90軒ほどが床を出しています。
5月中が「皐月の床」、6月から8月16日が「本床」、8月17日から9月一杯までが「後涼み」とか。
京都の知人に言わせると、5月の「皐月の床」は昔はなかったそう(うろ覚えなので、間違っているかもしれません)。
商売上の理由で期間を長くしているだけ、と京都文化にうるさい知人は嘆いていました。
この納涼床、写真の通り、昼間見ると景観上は余り良いものではありませんね。
夜になれば、明かりが灯って情緒もでるのでしょうが・・・。
そこで京都府では、鴨川条例に基づいて納涼床に関するガイドラインを示しています。
長くなりそうなので、これについては、次回に触れてみたいと思います。
(鴨川納涼床の項、続く)