京都に行くと、たまに訪れるのが「糺の森(ただすのもり)」です。
高野川と賀茂川の合流する三角地帯にある原生林で、その面積はおよそ12万4千㎡(東京ドーム3個分)もあるとか。
この森は、下鴨神社(賀茂御祖神社)の境内にある社叢林ですね。
原生林なので大木や古木などが無数に繁っていますが、森のなかは案外と明るく感じます。
これは常緑の針葉樹が少なく、落葉樹が多いという、この森の植生からくるものらしい。
このため、森林浴を兼ねて森の中を散歩すると、とても爽快な気分になります。
「糺の森」の奥に鎮座するのが「下鴨神社」(賀茂御祖神社)です。
上賀茂神社(賀茂別雷神社)と対になった古社で、賀茂氏の氏神を祀っています。
山城国の一宮(いちのみや)でもありますね。
初夏(5月)に行われる有名な「葵祭(賀茂祭)」は、両社の例祭です。
次の写真は「下鴨神社」の楼門を撮ったもの。
立派で堂々とした造りには圧倒されますね。
楼門を潜って境内に入ると、とても静謐で清浄な空気が漂っています。
「下鴨神社」には国宝2棟、重要文化財31棟の建造物があるらしい。
さすがに京都で一番の古社です。
「糺の森」を歩き、「下鴨神社」に参拝したあとは、門前にある甘味処の茶屋で"みたらし団子"を食べるのが個人的な習慣となっています。
"みたらし団子"の発祥は、ここ「下鴨神社」ですね。
「糺の森」の"みたらし池"に湧き出す水泡を形どって作られたのが"みたらし団子"とか。
「下鴨神社」に行かれたら、是非"みたらし団子"も味わってみてください。